学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本史コース

専門演習B ゼミ合宿(松本ゼミ) Part.2

前回に引き続き、913日と14日にかけて行った3年松本ゼミの合宿についてお伝えします。

今回は、前回掲載できなかった学生の感想をご紹介します。

 

今回ゼミ合宿で野口英世記念館へ行って様々なことを学べた。そもそも野口が猪苗代生まれで、そこに記念館と生家があるのを初めて知った。生家はほとんど当時の状態で残っており、場所もその当時の場所であった。また東京に行くときに柱に刻んだ「志を得ざれば再び此地を踏まず」という言葉からは、彼の決意と覚悟の気持ちがひしひしと伝わってくる。また、それを紙にではなく、半永久的に残る柱に彫るあたり、本気度が伝わってくる。医師の試験にも一発合格し、「試験ではわからなかったところはなかった」といった趣旨のことを手紙にも綴っていた。野口英世の言葉にも「誰よりも三倍、四倍、御倍勉強する者、それが天才だ」という言葉があるように、幼少の頃から勉強をしてきて、彼こそが「本当の天才」なのだと思った。今回、野口英世記念館を訪れたことはとても有意義なことだった。野口英世のことを知れたこともそうだが、彼の考えや気持ち、思想を知って自分自身に勇気を持つことが出来た。今回のことで私が尊敬する偉人の一人に野口英世も加わった。(Y.T)

 

記念館の多くの展示物を通して、自分の知らなかった野口英世を知ることができた。中でも興味を持ったのは、彼の生家と彼の母、シカの自筆の手紙である。生家に関しては、彼が医学者の道へ進むきっかけとなった家であり、幼少期に手に火傷をおった囲炉裏や、上京する時に自分の誓いを柱に彫ったものが現在も残っていることが印象的であった。また自筆の手紙の内容も、母が英世に会いたいという気持ちが伝わってきて、とても印象に残った。野口英世という偉大な人を誕生させたのは、彼を支えた人がいたからではないかと思った。(H.R)

 

野口英世記念館は、他の記念館や博物館などとは違って生家が今でも残っていることが強く印象に残った。彼が19年間過ごした生家は保存状態が良く、これだけでも野口英世がどれだけ愛されているかが感じられた。また内部の「体験!バクテリウム」と「野口博士の1日」では、子どもにゲームを通じて理科の楽しさを教えることができ、この仕組みはとても興味深く、かなり斬新に感じられた。子どもから大人まで、今まで何となくしか知らなかった野口英世の人生をわかりやすく、何よりも楽しく学べるこの記念館は、私が今まで行ったことのある記念館の中でも、特に印象に残った。(M.S)

 

展示品と解説に加え、学芸員の先生に直接お話をしていただいたことで、展示内容をより深く理解し、資料等を閲覧することができた。今回、最も衝撃を受けたのが、左手と写真の話である。野口の写真は何度か目にしたことがありましたが、怪我をした手を隠していることは知らず、また気づきもしなかった。展示されていた左手の写った写真は、話を聴く前と後とで、大きく見方がかわった。またロボット、ゲームのような工夫された展示は、実際に体験して大変面白く、様々な人に楽しんでもらう展示手段として参考になった。さらに、生家の保存については、野外展示における建造物の保護と、可能な限りでの景観の再現を両立したものであり、感銘を受けた。歴史を研究する者として、学芸員を志すものとして、大変有意義な時間を過ごすことができた。(K.Y)

 

いろんな事を感じ取り、学ぶことができたゼミ合宿になったことでしょう。

大学における歴史学は、ただ文字史料を読むだけではありません。実際に史跡などを自分の目で見てこそ気づく事もあります。また、ゼミ生同士の絆をより深める貴重な機会でもあります。

まさに体全体を使って学ぶ。これが大学の歴史学です。



会津藩校・日新館にて