学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本史コース

高柳光寿奨学基金について

 
 本学においては一部ではありますが対面授業が再開され、学内にも徐々に活気が戻って
きました。

 さて、現在、明智光秀の生涯を描いた“麒麟がくる”が放映されています。研究においても、
光秀を取り上げた論文や書籍が多く発表されており、活発な議論がなされています。


 なかでも『明智光秀』(人物叢書シリーズ、吉川弘文館)は、現在まで続く光秀研究の嚆矢と
いえますが、著者の故高柳光寿先生は、かつて歴史学科(当時は史学科という名称でした)で
教授をされていました。

 高柳先生は、昭和22年(1947年)に本学に着任され、22年間当学科において教鞭を執られ
ました。
 「歴史研究は良質な史料に基づかなければならない」という先生の教えは、実証史学として
歴史学科の学びの基礎になっています。
 また、学外でも、日本歴史学会を設立し初代会長に就任されるなど、歴史学の発展に大きく
貢献されました。

 のちに当学科の発展と向上を願う高柳先生とご子息のご厚志により、高柳光寿奨学基金が
設立されました。
 当基金は高柳賞・高柳奨励賞を設けて、優秀な卒業論文および修士論文を執筆し、すぐれた
学業成績を修めた学生・院生を表彰しています。

        
                          故高柳光寿先生

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