学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本史コース

佐々木倫朗先生の勉強会

不安定な気候の日が続いていますが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか。

日本史コースでは、通常の授業とは別に、先生方と有志の大学院生や学生とで行う勉強会が開かれています。
毎週金曜日には、佐々木倫朗先生を中心に、戦国時代の日記を講読する勉強会を行っています。

勉強会では、朝廷・公家・寺社が記した日記の講読を通じて、関ヶ原の戦いが起きた慶長五年(1600)の
政治情勢について考えていきます。


  

日記には、戦いに備えて京都でも防御施設を構築したり、合戦に関する様々な憶測が飛び交っている様子が記されており、
関ヶ原合戦前の状況や戦に直面した人々の営みを読み取ることができます。

同時代に著された日記でも、筆者によって事件の取り上げ方や人物に対する評価、情報量や精度が異なります。
性格の異なる史料を比較して読んでいくことで、客観的な歴史的事実を究明していくことも歴史学の手法のひとつです。

また、立場や性格の異なる人物の日記に触れることは、一人一人がそれぞれの視点で物を見て、考えとらえていること
を知ることができ、興味深いです。


春学期もいよいよ大詰めです。体調に気を付けつつ頑張っていきましょう!

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