学部・大学院FACULTY TAISHO
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日本史コース
令和7年度鴨台祭に参加しました!
鴨台祭(6月7~8日)の日本史コースのアカデミック企画の様子を報告します。
今回の展示は櫛田先生の専門である桂昌院について、パネルで解説されていました。
桂昌院とは?「お犬様」で有名な5代将軍徳川綱吉のお母さんです。
ドラマなどでは悪役というか、ちょっと怖い女性として演出されていますが、
古文書などの文献史料で追っていくと、心優しい女性像が浮かび上がってくる。
という内容の展示です。
桂昌院の故郷である京都善峯寺に遺された古文書には、さまざまな情報が記されているとか…。
中でも、求肥(ぎゅうひ)、和菓子でもお馴染みの、あのモチモチした触感のアレです。
桂昌院も好きだったとか…昔の人も、そんなスイーツすきだったのか。
と、なんだか親近感を覚えてしまいました。


後半には、先生が監修を務めている藤村真理先生作『めでたく候』の作品作成の様子も解説されていました。
作品の下書きから清書までの流れが解説されています。
絶対にみることのできない、貴重な資料。
漫画がどのように作られるのか、初めて知る機会となりました。
そして、
室内の中心には、古文書調査に使用する機材と本物の古文書が展示されました。
実際の古文書調査の雰囲気を味わうだけでなく、古文書にも直接触れて良いんです!
紙の質感って、こんな感じなのか…と来場者の皆さんもそーっと触って確かめていました。


今回の展示は、櫛田先生の専門的なお話だけではなく、
普段目にすることのない研究の裏側を知ることのできる、とも充実した内容の展示でした。