日本史コース

【中世史ゼミ】三浦ゼミ・木下ゼミ　合同足利合宿　Part.2

皆さんこんにちは！今回は、前回紹介した三浦先生・木下先生の合同ゼミ合宿の様子の続きをお届けします。

 

【2日目の後半】

2日目の後半も、それぞれのゼミ2名ずつの研究発表を行いました。

・「高師直と四條畷の戦い」（三浦ゼミ）

・「三宝院満済の武家護持僧と公家護持僧としての活動の違い」（木下ゼミ）

・「伊達政宗の乱について」（三浦ゼミ）

・「足利義稙と細川政元の関係性―明応の政変前後の関係について―」（木下ゼミ）

 

質問するのにも慣れてきたようで、前日にも増して活発な議論が展開されました。
発表者に対する具体的な質問や、理解を深めるための意見交換が続きました。
また、先生方からのフィードバックもあり、学生たちは、今後さらに研究していくためのヒントを得たようです。

これで1日目、2日目の日程を終了しました。

夜は夕食後、全員で花火を楽しみました。日中の真剣な学びの時間とは打って変わって、リラックスした雰囲気の中で、良いリフレッシュの時間となりました。天候が不安定で心配しましたが、花火を見ながら、友達や先生たちと語り合い、普段の授業とは違う思い出ができたようです。

【3日目】

最終日の3日目はお世話になった宿を出発し、中世の史跡である鑁阿寺（ばんなじ）と足利学校の見学をおこないました。

国宝に指定されている本堂に入り、本学の卒業生でもあるご住職から、鑁阿寺の歴史や、室町幕府将軍足利氏との関わりについてのお話などを伺い、
その後、重要文化財の一切経堂の内部も見学させていただきました。心より感謝申しあげます。

 

いよいよ最後は、足利学校の見学です。足利学校は、創建について諸説あるものの、日本で最も古い学校として知られています。
16世紀に日本を訪れた宣教師フランシスコ・ザビエルは｢日本中最も大にして、最も有名な坂東の大学｣と紹介しています。

建物や展示を見学しながら、かつての学びの場がどのようなものだったのかを実際に感じることができました。
教科書で読んで知っていることも、現地を訪れて体感することで、より深い理解が得られますね。

 

今回参加した学生の感想です。

・「この3日間は自分にとってたいへん貴重なものであった。合宿講義において鎌倉時代の分野を学ぶことができたほか、
院生による講義及び先行研究の指導など普段の授業では得られない経験ができた。
また鑁阿寺や足利学校に実際に足を運ぶことができ、より歴史への関心が高まった。
最後に、今回の合宿でゼミのメンバーとの仲が深まった同時に、他のゼミの人とも交流を深めることができ、
大学生活最高の思い出となった。」（木下ゼミI）

 

・「ゼミ合宿を通して勉強の時間が多かったからこそ得たものがあったと感じる。
例えば、前日学んだくずし字が出てきた時に、「昨日勉強した時に出てきたものだ」と気づくことが出来るなど、
授業を重ねることで知識が身についたと思う。
また、他の人と協力して考えたり、発表を聞いたりすることで、新たな視点からの考え方を知ることが出来た。
院生の方の授業も興味深い内容であったと感じる。
3日目に訪れた鑁阿寺と足利学校では、貴重なお話を聞くことが出来たのと同時に、
実際に目で見て歴史を感じることが出来た。そして、3日間を通して一緒に過ごす中で、
ゼミの人達と仲を深めることが出来たことが嬉しかった」（三浦ゼミS）

 

今回の合宿では、講義、発表、そして見学と、少しハードではありましたが、非常に充実した内容でした。
それぞれの活動を通して、皆さんは新たな知識や貴重な経験を得ることができたのではないでしょうか。
この3日間で得た学びは、今後の大学生活に大きく役立つはずです。これからも頑張ってください！