学部・大学院FACULTY TAISHO
日本史コース
【歴史学科 日本史コース 中世史ゼミ】木下ゼミ京都合宿②
今回は前回に続き、ゼミ合宿2日目からの内容を紹介していきます。
【2日目】
2日目は、毎年通り、木下先生の専門である「室町時代の京都と足利氏」をテーマに、足利将軍家にゆかりの地をめぐりました。
巡見は、三条高倉を中心に、通玄寺、三条御所、御所八幡宮、三条坊門殿、足利尊氏亭旧地を経て、武衛御所・二条御所の旧地です。
室町幕府のはじまりから終わりまで、歴代の将軍たちの住まい跡をめぐりました。

※二条高倉の足利尊氏旧邸(等持寺跡)
これらの場所は現在、住宅地となっていますが、この場所にかつて将軍が居住していたことを考えると感慨深いものがあります。

※武衛御所跡にて
続いて京都御苑の側京都市歴史資料館で、企画展「豊臣秀吉と京都」を拝観しました。
基礎ゼミの授業でくずし字を勉強していたので、展示されていた史料(古文書など)の理解度が深まりました。
その後は近隣の京都御苑に移動して、大宮御所脇を通って京都御所の見学です。

※京都御所内(奥は紫宸殿)。
現在の京都御所は江戸後期に再建されたものですが、
その立地は室町時代にあった内裏・土御門東洞院殿と重複します。
紫宸殿の壮麗な姿を実際にみると、日本の歴史をより身近に感じることができます。
昼休憩を挟んで、室町殿(花の御所)旧地、相国寺を回りました。
かつての将軍の花の御所跡地は、現在、大学の敷地や住宅地となっていますが、一部遺構も残っています。

※花の御所の遺構
続いて足利将軍ゆかりの相国寺では、寺内の承天閣美術館で「後水尾院の京」も拝観しました。また境内には足利義政の墓所や、
将軍家ゆかりの菩提所などもあり、室町の一部を感じることができます。

※相国寺
そして、義政の山荘であった、通称「銀閣寺」こと慈照寺まで移動しました。義政時代の東求堂や観音殿(銀閣)などが
現在でも残っています。

※慈照寺(銀閣寺)門前にて
二日目の最後は南禅寺です。は鎌倉時代創建で、室町時代、五山の上とされた別格の禅寺です。
今年は有名な三門(山門)に上ることはできませんでしたが、近代遺構である水路閣など、境内を見学しました。特に水路閣は、
歴史ある境内のなかで、異質ながらも溶け込んでおり、不思議な感覚です。
【3日目】
最終日は、ホテルより移動し、油小路を北上して、本能寺跡、さらに嘉吉の乱で足利義教が殺害された舞台でもある
赤松氏の旧邸跡を回りました。

※本能寺跡地
最後は二条城です。二条城では大政奉還を宣言した場としても有名な二の丸御殿、さらに天守閣の跡、庭園などを見学しました。

※二条城にて
3日間とも例年通り猛暑のなかで、移動するのも大変でしたが、
授業や史料などで名前だけ聞いていた事件の現場などを実際に見て回ったことで、
歴史上の出来事を追体験することができました。
特に、武家の時代の最初(六波羅)と最後となる場所(二条城)が同じ京都にあることからわかるように、日本の歴史と京都は
切っても切り離せない土地であることを強く意識させました。貴重な体験でした。
また何よりゼミ学生同士、懇親がより深まったことは大きかったです。
