学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本文学科

第14回「おうだい子ども日本語教室」の開催

2023年3月18日(土)に、第14回「おうだい子ども日本語教室」を開催しました。この日は、今年度最後の教室、授業風景を少し多めにご紹介します。

一枚めの写真は、カードを使っての中学生たちのフリートークです。各自がカードを引き、そのお題をもとに話をします。「好きな動物」「好きな色」「好きな学校行事」といった一般的なものから、「1つだけ夢がかなえられるなら?」といった楽しいものまで、1時間に渡り話をしました。話したいことはあるものの、日本語ではなかなか難しい、みんなスマホを検索しつつ、伝えようと頑張っていました。勉強だけでは分からない彼らの学校生活や家庭での様子が垣間見え、笑いの絶えない時間となりました。

 
二枚めの写真は、中学生の理科です。学生サポーターは、ホワイトボードをうまく利用しつつ、解説しています。中学生組は、グループ単位での学習をした後は、数学、理科、社会、漢字など、それぞれが必要とする分野を個々に勉強します。学習内容は多岐に渡るので、学生サポーターも勉強が必要です。

 
三枚めの写真は、小学校1年生の算数で、いわゆる文章題を解いています。かなり難しい計算問題が解ける子も、文章題となると苦戦しています。担当した学生サポーターも、「算数を理解するにあたっても日本語力が必要になる」と言っていました。今日は、小学生組も、熱心に各自の学習に取り組んでいました。

 
四枚めの右の写真は、前回と同じひらがなカルタの様子です。

今日は、読み手も学習者である小学生がやってくれました。読む方も聞く方も、真剣そのものです。集中力がなくなりやすい学習の後半戦で、かるたは大活躍しています。

 
最後に、下の写真はおまけで学生サポーターの記念撮影です。

この3月で晴れて卒業していく学生サポーターもいます。仕事は一般企業に決まっていますが、「将来的にはボランティアで日本語教育にもかかわっていきたい」と、話していました。少し寂しさもありますが、卒業後の活躍を期待したいと思います。

 
8月に始まったおうだい子ども日本語教室、学生サポーターの活躍のおかげで2022年度を無事に終えることができました。ご協力いただいたみなさまに、心より御礼申し上げます。

次年度の教室は、4月から開始の予定です。

参加希望やお問合せは、「odaikodomo.taisho◆gmail.com」までお寄せください(◆を@に変えてください)。

大正大学文学部日本文学科では、これからも様々なイベントや取り組みを行っていく予定です。Twitterもありますので、ぜひチェックしてください。
 
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