学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

日本文学科

第15回「おうだい子ども日本語教室」の開催

2023年4月15日(土)に、第15回「おうだい子ども日本語教室」を開催しました。教室も2年めを迎え、参加する子どもたちは学習する姿勢が身につき、休憩を挟んでの2時間を集中して学習に取り組めるようになってきました。

一枚めの写真は、中学生の理科での様子です。直列回路と並列回路と、懐かしい図が書かれています。参加者の学びたいことは、各自異なっているので、学生サポーターは数学、理科、社会、国語に英語と、希望に沿ってサポートします。

 
二枚めの写真は、カタカナを学習し始めた小学生が、文字を書く練習をしています。「ツ」と「シ」、「ソ」と「ン」など、日本人の学習者でも間違いやすい文字が並んでいますが、とても上手く書けています。学生サポーターも、拍手しています。

 
三枚めの写真は、振り返りの様子です。学生サポーターは、その日の授業での気づきを記録します。いくつか紹介します。
・中学生の日本語学習で、例文をうまく用意することができなかった。具体的な文章があったほうが理解しやすくなるので、うまく提示できるように頑張りたい。

・漢字の学習において、音訓読みや送り仮名を分かりやすく教える難しさを感じました。複数読みがある漢字は日本語学習者にとって難しいようで、どうすれば実りがある学習になるのか、考えながら進めました。

・学校の算数のドリルで、線対称、点対称、分数の計算をしました。線対称、点対称の言葉の意味から説明をするのが大変でした。日本語だけでは伝わらないことが多く、簡単な英語を交えて説明しましたが、分数の約分、通分を説明するのが難しかったです。

学生サポーターは、さまざまな困難に突き当たりながら、着実に成長しています。熟達してきた学生サポーターには、その工夫や秘訣を新たな学生サポーターに引き継ぐ役割もあります。日本文学科には、今年も新入生が入学してきました。そろそろ新しい学生サポーターも迎えたいところです。

 
来月の教室は、5月13日(土)、5月27日(土)の14時から16時までです。
参加希望やお問合せは、「odaikodomo.taisho◆gmail.com」までお寄せください(◆を@に変えてください)。

大正大学文学部日本文学科では、これからも様々なイベントや取り組みを行っていく予定です。Twitterもありますので、ぜひチェックしてください。
 
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