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日本文学科

【日本文学科】特別企画講演会「絵巻に跋扈する妖怪・鬼」開催のお知らせ【参加費無料・要申込】

来たる2025年2月11日(火・祝)に、大正大学日本文学科の特別企画講演会として、「絵巻に跋扈する妖怪・鬼」を開催します。

大正大学は多くの古典文学に関連する資料を所蔵しています。日本文学科では、こうした大学の特性を活かして、大正大学学生、高校生に古典文学や古典文学研究の魅力を知っていただきたく、「古典へのいざないプロジェクト
を実施しています。

今回は、大正大学が所蔵する絵巻を紹介し、さらに絵巻研究で著名なお二人の先生を大正大学にお招きして、絵巻に描かれる鬼や妖怪の魅力をわかりやすくお話ししていただきます。また、個人蔵の絵巻や複製本を用いて、絵巻の見方をご案内します。

大正大学学生はもちろん、古典文学や日本の文化に興味のある高校生の皆さんにもぜひ聞いてほしいと考えています。保護者や一般の方も、よかったらお越しください。

【日時】2025年2月11日(火) 13:30~17:00終了予定
【場所】7号館3階731教室
【参加費】無料・要申込み
【定員】100名程度

【主催】大正大学文学部日本文学科

【申込先】チラシ内QRコードまたは下記のアドレスからフォームにご入力ください。
 https://forms.gle/MK1hBTCL3G7tMcCg7

※定員に達した場合は、日本文学科公式X(@tais_nichibun)で告知するほか、申込みフォームを締め切りますので、あらかじめご了承ください。

【プログラム】(予定)

13:30 開会の辞 大正大学文学部日本文学科 古田正幸
13:35 講師紹介・「古典へのいざない」プロジェクト紹介
         大正大学文学部日本文学科 渡辺麻里子
13:45 大正大学所蔵『百鬼夜行絵巻』『妖怪絵巻』紹介
         大正大学文学部日本文学科 田中仁
14:00 講演Ⅰ 鬼と人
         早稲田大学文学学術院教授 山本聡美先生
15:00 休憩
15:10 講演Ⅱ スペンサー本『百鬼夜行絵巻』を読む
            ――絵画が作った物語――
         立教大学名誉教授 小峯和明先生
16:15 実践:絵巻を見よう!
16:55 閉会の辞 大正大学文学部日本文学科 田中仁



 

【講演Ⅰ】鬼と人
中世絵巻にはさまざまな鬼が登場します。その姿は、人間にとって、時に恐ろしく、時に頼もしく、世界の矛盾を一身に引き受けているようでもあります。ここでは、12世紀末~13世紀に制作された、「餓鬼草紙」「辟邪絵」「吉備大臣入唐絵巻」「長谷雄草紙」を取り上げて、各々の絵巻に登場する鬼と人間の関係をひもときます。

【講演Ⅱ】スペンサー本『百鬼夜行絵巻』を読む――絵画が作った物語――
ニューヨーク・パブリック・ライブラリーには、世界の絵本を集めているスペンサー・コレクションがあり、日本の絵巻や絵入り本も貴重なものがたくさん収蔵されています。ここには『百鬼夜行絵巻』が3点もあり、その中の1点には、物語の詞書きが付いており、『平家物語』の福原遷都が題材になっています。『百鬼夜行絵巻』の大半は、絵だけで言葉はないので、きわめて特異です。ここでは、絵画から作られた物語と絵の関係を、妖怪の図像にも着目しながら読み解いていきます。

【資料紹介】大正大学所蔵『百鬼夜行絵巻』『妖怪絵巻』紹介
大正大学附属図書館が所蔵する貴重書の『百鬼夜行絵巻』写本一巻と、『妖怪絵巻』写本一巻について、その内容と特徴を紹介します。これまで紹介されたことのない絵巻です。どうぞお楽しみに。

講演会の企画は以上です。

大正大学文学部日本文学科では、これからも様々なイベントや取り組みを行っていく予定です。日本文学科公式SNSアカウントにおいて、情報発信をしていますので、良かったらフォローや拡散のほど、よろしくお願いします。

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