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日本文学科

【日本文学科】古典文学ゼミで大正大学附属図書館所蔵の貴重書見学を行いました!

日本文学科の春学期の流れをイメージしていただくための、春学期のご報告の第四弾です。今回は、5月の古典文学ゼミの授業内で行った貴重書見学のご報告です!



大正大学日本文学科の学びの中核が1年次から始まる「ゼミ」活動! 今回は室町時代の『源氏物語』の写本などを、古典文学(平安朝文学)ゼミにおいて古田先生の監督の下で見学することができました。博物館などなら、ガラスケースの向こうに置かれているような貴重な資料を、間近で見ることができる貴重な機会となりました。

古田先生によると、『源氏物語』の写本は、実は平安時代に書かれたもの、写されたものは一冊も残っていないそうです。今読まれている『源氏物語』の本文は、鎌倉・室町時代以降に写されて残っているものだそうで、大正大学附属図書館所蔵の『源氏物語』は、1490年代に書写されたものが一揃い残っているということで、世界でも相当に古いものだとか!


【大正大学附属図書館の資料見学の様子】

参加した学生からは、「500年以上前の『源氏物語』の写本を実際に見ることができて、どきどきした」「江戸時代の人たちが自分たちと同じように、古典作品を研究しているのがわかって面白かった」といった感想がありました。

大正大学附属図書館には、江戸時代以前の多くの和本が所蔵されています。日本文学科では附属図書館の協力のもと、それらの貴重書を教育・研究に活用しています。1年次の授業から和本の扱い方が勉強できるので、こうした経験を直接活かせる学芸員や図書館司書などを目指す学生にもよい体験になっています。また、中学校・高等学校の国語科教諭を目指す学生にとっても、和本やくずし字といった、目で見て、体感できる古典への触れ方が、これからの教育に活かせる経験になることでしょう。

中高生を対象とした「初心者のための大正大学日文くずし字講座」においても、こうした貴重書のくずし字を実際に読んでみるだけでなく、貴重書も出せる予定なので、どうぞお楽しみに!

 

大正大学文学部日本文学科では、これからも様々なイベントや取り組みを行っていく予定です。日本文学科公式SNSアカウントにおいて、情報発信をしていますので、良かったらフォローや拡散のほど、よろしくお願いします。

 
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