学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

公共政策学科

ご入学おめでとうございます(尾西先生より)

                    選挙や政治に関心を持ちましょう。

 新入生の皆さん。ご入学おめでとうございます。皆さんが充実した大学生活を送られることを心からお祈りします。

 そう言いつつ、スタートから変則的な事態となってしまいました。入学式から2週間が過ぎ徐々に大学に慣れてきたところで、緊急事態宣言の発令を受けて休校となり、戸惑われたことと思います。皆さんと教員、職員が一致協力して、この難局を乗り切っていきましょう。

 さて、皆さん、今年は何が注目されていますか。まず、何と言っても、コロナ対策。そして、次に東京オリンピック・パラリンピック大会。ところが、もう一つ忘れてはならないのは、今年は「選挙の年」ということです。

 先日、長野県で参議院議員の死去に伴う補欠選挙、広島県で参議院議員の当選無効に伴う再選挙、北海道で衆議院議員の辞職に伴う補欠選挙が行われましたが、これらに続き、7月には東京都議会議員選挙が実施されます。次いで9月には自由民主党総裁選挙が予定されています。さらに今年の最大政治イベントとして、衆議院議員総選挙が控えています。現在の議員の任期満了(10月21日)に伴って、原則としてその前30日以内に総選挙が行われますが、むしろ注目は、任期切れに先立ち、菅総理大臣が解散・総選挙に打って出るかどうか、打って出る場合、それはどのタイミングかという点に集まっています。

 これまで皆さんは、選挙や政治は自分たちとあまり関係のない世界と思っていたかもしれません。しかし、言うまでもないことですが、これから成人の国民の務めとして選挙に向き合っていくことが求められます。と同時に、皆さんがこれから勉学する公共政策は、政治と深く関わっています。その意味でも選挙や政治の行方に着目してください。

 私は、2年生の授業で「公共政策のための政治学」を担当しますので、その際に政治についていろいろお話ししたいと思います。他方、今年度は「公務員対策講座」(1年生向けは第4クォーター)を担当いたします。皆さんのご参加をお待ちしています。


公共政策学科教員
尾西 雅博

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