学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

公共政策学科

ご入学おめでとうございます(高瀨先生より)


新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。ようこそ大正大学へ。
さて、期待に胸を弾ませ入学し、これから大学生活を楽しむぞ~と思ったら、すぐに休校で驚いた方も少なくないでしょう。
この先、通常通り授業はあるのだろうか、友達はできるのだろうか、憧れていたキャンパスライフは…と不安になることも多いでしょう。すでに、こんなはずじゃなかったと後悔している人もいるかもしれません。でも、人生は思い通りにいかないことだらけです。
さて、お釈迦様はこんなことを言っています(一応、本学は仏教系の大学です)。

過去を追うな。未来を願うな。
過去はすでに捨てられた。
未来はまだやって来ない。

過ぎ去った時を思慮したり、まだ来ぬ時を憂えたりしてはならない、というものです。
時間は巻き戻せませんし、まだ起こっていないことにも対処はできません。自分の力の及ばないことをあれこれ悩んでもどうしようもないものです。でも、だからといって今さえよければいいという享楽的な生き方をしろと言っているわけではありません。
この言葉には、まだ続きがあります。

だから現在のことがらを、現在においてよく観察し、
揺らぐことなく、動ずることなく、よく見きわめて実践すべし。

日々刻々と状況が変わる中で、自分に今何ができるのか、よく考えてみてください。そして、考えたことはぜひ実行に移してください。自ら課題を設定し、取り組んでいくことが大学生には求められます。そして、こういった日々の積み重ねが4年も経つと大きな差になってあらわれてきます。さぁ今日からどう過ごしますか。



公共政策学科教員
高瀨 顕功

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