学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

公共政策学科

多文化共生社会論ってどんな授業?

みなさん、こんにちは。公共政策学科では2年次から学科専門科目を学んでいきます。例えば基礎部門では政治学、行政学、法律学、情報学、財政学など、そして領域基礎部門では観光政策、環境政策、労働政策、福祉政策、教育政策、文化政策を、政策領域部門では観光、環境、地域振興、生活基盤などにかかわる多くの科目を学びます。今回は政策領域部門のなかの「多文化共生社会論」ではどのような授業が行われているかお伝えしたいと思います。
授業のなかでは日本に暮らす「文化的背景が異なる人々(例えば共通言語を持たない、習慣が異なる人々。労働移民、結婚移民、留学生、難民などを想定)との共生について」学びます。そして共通言語を持たない人々との交流方法についても学ぶのですが、その一つであるアートセラピー(フィンガーペインティング)の体験も行います。一グループ3-4人で手を使って絵を描きます。その際、一言も言葉を発してはならず文字を書いてもならず、「4人で一つの絵」を完成させます。一つの作品を作るなか言語的コミュニケーションをとらずとも「心の交流」を感じることができます。多文化共生においては言語的交流のみならず、ただ一緒の空間で過ごすことも大事であることを感じてもらうことを目的としています。
今回はコロナ禍下での授業ということもありソーシャルディスタンスを守りつつ、ただ一言も言葉を発しないということもあり実践できました。学生らの振り返りシートを読む限り「いままでコミュニケーションをとったことのない人とグループを組んだが、なんとなく仲良くなれた気がする」「童心に戻れた。楽しかった」「外国人のこどもたちと一緒にフィンガーペインティングをやってみたい」などの感想が聞かれました。
今後も授業の様子をブログなどで発信していきたいと思います。


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