学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

公共政策学科

公共政策実習Ⅰ(1年生)授業紹介

本日は主に1年生が履修する「公共政策実習Ⅰ」の授業の様子をご紹介します。

この実習では、「誰一人残さない社会の構築」をテーマに、公共が直面する課題について理解を深めることを目的としています。
そのため、本授業では、自然災害への備え、訪日外国人や労働移民との共生といった視点から、多様な人々が安心して暮らせるまちづくりについて、現場で考えることを重視しています。

毎週異なるテーマを設定し、学内での講義と防災施設での体験、観光地での調査、自治体や地域を歩いてのフィールドワークを通じて、学生自身が課題を「自分事」として捉え、行動に繋げる力を養っています。

【🧯 池袋防災館での体験ツアー】
池袋防災館では、地震体験・煙体験・消火体験・VR防災体験を通して、防災の現場を疑似体験しました。

揺れる地面に驚いたり、初めて消火器を手にしたりと、学生たちは楽しみながらも真剣な表情で取り組んでいました。

「もしものときにどう行動するか」を自分事として考える、貴重な学びの時間となりました。

【👘 観光政策実習】
公共政策学科には、観光政策に関心をもつ学生が多く在籍しています。
この日は、学生たちが待ちに待った観光政策実習を実施しました。

前日にはゲスト講師の講義を受け、
「訪日外国人は浅草観光にどのようなニーズを持っているのか」という問いをもとに、調査項目を検討しました。

当日は、各グループが訪日外国人の行動観察を行い、ご協力いただける方にはアンケート調査を実施。
大正大学同窓会から贈られたブルゾンを着て、浅草のまちへと出発しました。

後ろ姿からも、これから始まる調査への期待が感じられる一日となりました。

【🌊 鎌倉市での防災・まち歩きフィールドワーク】
南海トラフ巨大地震への不安が高まるなか、歴史都市・観光都市・ベッドタウンという多面性をもつ鎌倉市を対象に、防災をテーマとしたフィールドワークを行いました。

当日は、鎌倉市における災害対策や課題について講義を受けた後、事前に行っていた自治体研究を踏まえ、由比ヶ浜・長谷・坂ノ下地域でグループごとにまち歩きを実施しました。

学生たちは協力しながら地域の特性や課題を確認しつつ、途中では食べ歩きも楽しむなど、鎌倉のまちを五感で体感していました



このように公共政策学科では、防災・観光・地域政策といった多様なテーマを、現場で学ぶ実践的な教育を行っています。

今後の実習の様子も引き続き発信していきますので、お楽しみに!

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