学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

地域創生学科

1年生も地域実習が始まり、特別ゲストとして、都竹淳也・飛騨市長から激励をいただきました!

当初、地域創生学科1年生は、9月下旬から全国5箇所へ地域実習に出かける予定でした。
しかし、新型コロナウィルスの感染拡大(第5波)に阻まれ、現地往訪は3月に延期。
加えて、第3QTの実質的な活動開始が9月27日となったほか、内容も大幅に組み換えとなりました。

延期決定後「往訪の延期による損失を最小限に抑制し、むしろメリットを生み出していきたい」と検討を重ねた結果、
10月19日までの3週間+2日は「自分らしさ」や「自分らしく進路・学業・社会を重ねていくアクション」の追求を
テーマに掲げ、活動に臨むこととなりました。

具体的には、10月8日までの2週間は「学科の各教員やゼミ生」から、
続く10月15日までの1週間は「往訪予定先(南三陸・南魚沼・藤枝・淡路・阿南)の方々」から、
それぞれ「誰が、どんな想いに基づき、どんな専門分野から、どんな価値を社会に生み出すべく、
どんなチャレンジをしているか」を聴き、それを手がかりに「自分はどうするのか?」を探ることに。

そして、自ら編み上げた計画に基づいて11~2月に小さなアクションを起こし、
「自分はここで何をできるのか?」をイメージできる素地を醸成した上で、3月に実習地へ向かう。
そんな流れで学びを深め、各自のキャリアを形成していけるように段取りを整えました。

9月27日のオリエンテーションでは、こうした修正案を学生に提示。
翌28日から、午前と午後に各1名ずつ学科の教員が登壇。あわせて、ゼミ生のプレゼンも行われました。

29日には「地域創生と人材育成」をテーマに掲げる浦崎ゼミ(来春開設予定)の説明があり、その中で、
市長が職員に「市民から『市役所があって本当に良かった。ありがとう』と言われる市役所になろう」と説き、
市職員が課題発見・解決能力を飛躍的に高め、市の空気がガラリと変わった飛騨市の実例を紹介。

そして翌30日、短時間ながら、所用で本学に来訪された都竹淳也・飛騨市長を教室に迎え、
「例えば、他の何処よりも外国人の介護士に快適な生活をしてもらえるよう創意工夫すれば、飛騨市に喜んで
来てもらえる。そうすれば、介護士不足という地域課題を解決でき、市民にも喜んでもらえる」等の挑戦話を伺い、
学生への激励をいただきました。


この講話だけでも、地域創生に対してポジティブなイメージが芽生えたと思いますが、
今後、同市を訪問して空気を感じる等すれば、一層リアリティが増すことと思います。

連日、各研究室から熱のこもった説明を受けたことで、中にはグッタリする学生もいたようですが、
日々、感想を実習班内で交流することを通して、きっと「自分らしさ」に迫っていけることと思います。

1年生一人ひとりの成長を期待しています。

(文責 浦崎太郎)

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