学部・大学院FACULTY TAISHO
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社会福祉学科
実習指導講師が語る福祉士の仕事~大学入門2~
1年生対象の初年次教育として、大学入門2では、前半では大学生活の心構えを全学共通で学び、後半では社会福祉学コースとして、今後目指す社会福祉士・精神保健福祉士の具体的イメージを持つための情報提供を行ってきました。最終回の7月18日(木)3限目では、実習指導講師2名をお招きし、実習指導室長の坂本智代枝先生の進行により、福祉士の仕事内容についてお話を伺いました。
まず、特別養護老人ホーム白十字ホームの伊藤圭先生(社会福祉士)からは、施設の実際を映像を交えてご紹介いただき、生活相談員の業務をこれまでのご自身の経験を踏まえてご説明いただきました。
また、さいたま市見沼区障害者生活支援センターの三石麻友美先生(精神保健福祉士)からは、やどかりの里全体の実践をDVDでご紹介いただき、障害者生活支援センターの業務を具体的なデータを踏まえてご説明いただきました。
支援者として大切にしていることとしてお二人が話されたことは、「利用者は人生の先輩であり、敬意をもって関わること」・「目の前にいる人があなたのお師匠さん(利用者からいかに学ぶのか)」、「利用者をとりまく環境を整えること」・「利用者に地域住民としての役割を果たしてもらえるようにすること」、「声をあげにくい人たちが支援の網の目からこぼれ落ちない仕組み(地域)を作ること」。福祉士が仕事に取り組む際の大切な視点を、具体的な事例を踏まえて伝えていただきました。
さあ1年生の皆さん、先生方のお話を受け、夏期休業中の体験学習(ボランティア活動)や、秋学期に行う体験実習(施設行事や日中活動への実習生としての参加)の準備をスタートしましょう。
(文責;沖倉智美)