学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
11月 社会福祉学科 卒論・卒研審査発表会
11月 社会福祉学科 卒論・卒研審査発表会
さる11月16日(土)に、4年生の卒業論文・卒業研究審査発表会を行いました。他学科・他コースの卒論・卒研の提出は12月に行われますが、社会福祉学科では1月末に社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験が控えているため、例年10月末に卒論・卒研を提出してもらい、11月中に口述試問に当たる審査発表会を行っています。
当日は、卒論・卒研を提出した4年生76名が3つのクラスに分かれ、レジュメとパワーポイントを用いてその概要を発表しました。
今年度から副査の評価としてプレゼンテーションの評価基準の「パワーポイントの構成」「熱意、声の大きさスピード、目線」等を事前に示したことから、学生は評価基準を注意して準備を進めてきました。
例年審査発表会には来年度卒論・卒研を作成する3年生も参加し、4年生の発表に真剣に聞き入っていました。ほんの1部ですが3年生の感想を少し紹介したいと思います。
Aさん「写真を使い、進行とパワーポイントとうまく合っていて、とても見やすかった。知的障害者の就労支援において、何に着目して支援していくのか、何を伸ばし、活かすのかがとてもよくわかった。」
Bさん「声の大きさ、トーンやスピードが良く聞きやすかった。地域支援を行うにあたり、コミュニティソーシャルワーカーや民生委員だけではなく、その地域に居住している人々が目を配り、気づくことで、地域全体のバックアップが可能となり、障害者の孤立を防ぐことにつながると感じた。」
Cさん「インタビュー調査からのまとめがわかりやすく、利用者本人とご家族が終末期を理解することで納得のいくターミナルケアが行えると考えた。」
社会福祉学科の4年生の多くは、就職活動、国家試験対策の学習を進めながら卒業論文や卒業研究を作成していくため、本当にたいへんだったと思います。しかし、それを乗り越えるとすばらしい達成感を味わうことができるようです。ある学生は完成した卒業研究を両親に報告し、仏壇にも供えたということを聞きました。また、就職の面接で卒業論文に取り組んでいる内容をアピールすることで、採用が内定したということも聞きました。
さあ、これからは国家試験に向けて、もうひと踏ん張り、さらなる達成感を求めて、合格をめざし頑張りましょう。 (文責 坂本智代枝)