学部・大学院FACULTY TAISHO
社会福祉学科
赤羽北桜高校との高大連携教育実施
今年度も社会福祉学科と赤羽北桜高校との高大連携教育として、同高校保育・栄養学科栄養・健康系3年次「生活と福祉 実践」の科目において、取り組みを行っております。
今年は昨年以上に、学生と高校生が力を合わせてオレンジリボン運動に取り組み、その成果を赤羽北桜高校「北桜祭」にて発表できるようにしました。
そのため3年生の金潔先生ゼミ生が、6月・7月の2回と9月の2回、計4回の授業で児童虐待の現状と課題、子どもの権利条約、オレンジリボン運動に関することなどを高校生にわかりやすく解説しました。学生は、毎回、復習やクイズ形式を取り入れ、高校生に興味・関心をもってもらえるよう工夫を凝らしておりました。
3年生の学生がパワーポイントを使って児童虐待について解説しています。
9月の授業では、9月28日、29日の「北桜祭」においてオレンジリボン運動をどのような形で発表するかグループごとに検討することになりました。今年は、オレンジ色のリボンを使ってリボンと髪飾りづくり、4コマ漫画、ポスター制作を通じて、児童虐待防止のメッセージを届けることとなりました。
「北桜祭」に向けて最後の仕上げに取り組んでいます。
4回の授業を終えて、文化祭で発表する準備をし終えた高校生の感想を紹介します。
「今回の取り組み(オレンジリボン運動)がなければ知らなかったことだから、この授業があってよかった。」
「オレンジリボン運動の取り組みでポスター作成をしてみて、作ることでより深めることができました。」
「最初はどのような運動かわからなかったけれど、授業を通して虐待について知ることができた。」
「今回の取り組みで、オレンジリボン運動を知らない人にも知ってもらえれば良いなと思った」
高校の2年次の授業においても子どもの権利条約や児童虐待について学ぶ機会があるが、年齢の近い大学生から教えてもらうことにより、さらに高校生の関心が深まることはとても効果のあることと思いました。
児童虐待のない社会づくりに向けて、若者の発信力は大切です。
(文責:宮崎牧子)