学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

哲学・宗教文化コース

宗教文化研究B 台湾調査⑦

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
 前回に引き続き、宗教文化研究Bの受講生が行った台湾調査の一部を紹介していきます。

 一日目、私たちは、最後に訪れた龍山寺の近くの夜市で夕食をとりました。台湾の方々は、夕食を夜市でとる人も多いらしく、たくさんの人で賑わっていました。夜市の食事は、炒飯などの私たち日本人でも馴染みのあるものから、日本ではあまり出回らない食材を使った馴染みのない食べ物までたくさんの料理があります。中でも珍しかった食べ物がカエルです。

 私は、今回カエルを初めて食べましたが、肉質は少し硬めで、鶏肉のような味がしました。想像していたよりも美味しかったです。

 二日目、歴史班は、台南に向かいました。今回台南に向かうために私たちは新幹線を利用しました。新幹線も日本のものとほとんど変わらず快適に過ごすことができました。
 台南は台湾で一番早く開発された町で、17世紀から長い期間にわたって台湾島の政治と文化の中心地でした。現在は、台湾南部では、高雄に次ぐ規模の都市です。南国らしい雰囲気が漂います。現在も町のあちらこちらに清代に創建された廟や城壁跡など歴史的価値のある史跡が残っています。今回私たちがいくつか見学したところの中から3つをご紹介したいと思います。

安平古堡

 台南に着いてまず初めに向かったのは、台南市街中心部から南西に約5kmにある港町の安平(アンピン)にある安平古堡(アンピンクーバオ)です。


安平古堡の入り口

 ここではオランダ統治時代にオランダ東インド会社によって築かれた台湾最古の城堡を見ることができます。当時はゼーランディア城と呼ばれていて、建材にはオランダ人が運んできた赤レンガが使用されました。敷地内には熱蘭遮城博物館という日本語の解説がある博物館があります。博物館内ではゼーランディア城が建築されるまでの歴史や、オランダ人、ポーランド人が攻めてきた歴史などを学ぶことができました。


熱蘭遮城博物館

安平樹屋

 次は、安平樹屋(アンピンシューウー)です。徳記洋行(ダージー・ヤンハン)と呼ばれる元イギリス貿易会社の建物があり、その倉庫を長い時を経てガジュマルの木が浸食していったものが、安平樹屋です。
 日本が台湾を統治した後は「大日本塩業株式会社安平出張所」の倉庫としても使われていました。倉庫内は人の手が入らなくなったことによって荒れ果て、たくさんのガジュマルの木が生い茂りました。


安平樹屋

 屋根から突き出た枝と幹などのおかげで、倉庫内で見ることができる光景はとても幻想的で綺麗でした。

赤崁楼

 安平樹屋の次に向かったのは赤崁楼(チーカンロウ)です。赤崁楼は1653年に建てられ、当初はプロヴィンティア城と呼ばれていました。


赤崁楼

 プロヴィンティア城の建物の城壁は砂糖水、もち米のとぎ汁、カキの殻を灰にしたものを混ぜた接合材を使い、赤レンガで積み上げて厚く堅牢につくられていたそうです。1862年に一度全壊していますが、オランダ人によって建築された名残はところどころに残されており、快晴の下で見るととても迫力がありました。中にも入ることができ、中は外見とは違い、水色の壁でできていて外見とのギャップの違いがとてもきれいでした。

<文責:齋藤凛>

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