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哲学・宗教文化コース

【人文学科哲学・宗教文化コース】宗教文化研究A 大山調査旅行②

前回に引き続き、「宗教文化研究A」の一環として行われた、一泊二日の大山調査旅行の様子をお伝え致します。

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相模大山は、古代から霊山として崇められ、江戸期に入ると関東一円の百姓、漁民、様々な職人集団から、水を司る神、航行守護の神、病気治し・災難除けの守護神等として崇敬を集めます。特に江戸中期以降は、庶民の間で「大山詣り」が大流行し、大山講は、総講数15,000以上、総檀家数約70万、年間約20万人もの人々が大山寺を訪れたと言われています。男性の神・大山を参拝した後、女性の神・江の島の弁財天を参拝する行程が人気でした。古典落語「大山詣り」も有名です。

阿夫利神社下社で参拝を終えた後、いざ大山山頂を目指して歩き始めます。上を見上げると予想以上に険しい道のりが見え、足場を探しながら岩場を登っていきました。休憩を挟みながら一歩一歩山頂を目指し、なかなか厳しい登山となりました。

  

全員なんとか無事に山頂まで辿り着くことが出来ました。あいにくの雲行きで富士山を見ることは叶わなかったのですが、東京側は晴れていて、スカイツリーや江ノ島もきれいに眺めることが出来ました。山頂から見た景色は、疲れも吹き飛ぶほどの絶景でした。大山山頂は、「関八州の展望台」とも言われ、「かながわの景勝50」にも選ばれています。

 


4時間近くもの登山に疲労を感じつつも、みんなの達成感に満ち溢れた清々しい表情が印象的でした。ちょうど紅葉のシーズンで、美しい景色を眺望することが出来ました。



<文責 岩室彩夏>

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