学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際教養コース

令和元年☆「奈良&京都研修」

令和元年9月1日(日)から9月4日(水)まで、国際教養コース3年生たちが奈良&京都へ研修に行って参りました☆

1日目は奈良でスタート!
仏師の吉水快聞先生の解説の下、興福寺や東大寺の仏像を見学しました。

応仁の乱で沢山の仏像が焼失した京都に比べて、奈良は比較的多くの仏像が残っています。
日本の国宝を実際に目にし、沢山のことを学びました!

2日目の午前は華道実習、未生流家元の笹岡隆甫先生のご自宅に参りました。

日本の「華道」とアメリカの「フラワーアレンジメント」の違いや、日本人の美意識や自然との関わり方など、本当に沢山のことをお伝えいただきました。

右下の写真は、出来上がった学生の作品を撮影したものです。
草花の表情が生き生きと伝わってきます!





午後は嵐山へ移り、茶道実習、表千家の千葉宗立先生のご自宅兼お茶室にお邪魔しました。
広間には徳川家康公直筆の、「南無阿弥陀仏」と書かれた掛け軸があり、また数百年前の茶器を使用させていただきました!

この日は2つのグループに分かれて、お濃茶と、お薄茶をいただきました。

茶道は所作のひとつひとつに、「相手を思いやる」という気持ちが含まれています。
それらを身をもって体験できる日となりました。





3日目の朝は、学生個人が事前学習で計画したルートで各自散策を行いました。

午後は京都市内の中心に位置する、「大江能楽堂」で能楽についての講義を受講しました。
講師は能のシテ型(主役)、橋本忠樹先生でした。

代々使用されている能面を実際に拝見し、また被らせていただきました。
能面を付けた状態で実際に舞台に上がり、限られた視野の中での動きを体験しました。

写真右下のように、学生の一人は装束を身に付けさせていただきました。






3日目の夜は京料理体験でした☆

お食事をいただく前に、料亭「いふじ」の店主さんから京料理についてお話を伺いました。
「懐石料理」と「会席料理」の違いや、京都(関西)の食材と季節によっての楽しみ方など、楽しいお話でした☆

この日は研修最後の夜でしたので、今まで以上に打ち解けて楽しく食事を味わうことができました。
 
 




最終日の4日目の午前中はネイティブスピーカーによる観光ガイドでした。

アメリカ人のドナルド・レイノルドさんのご案内で京都の観光名所を訪ねました。

「日本の仏教や文化を英語で発信する」を目標とする国際教養コースの学生には学びの多い時間となりました!






最終行程は京提灯作りWSでした!

小嶋商店の皆様のご指導の下、京提灯を作成しました。





以上、全4日間に渡る奈良&京都研修☆

この研修は仏教学科国際教養コースの学びの集大成とも云える内容です。
仏教系大学だからこそできる経験が沢山詰まった研修となっております!

4日間の経験を持ち帰り、4年次の卒業研究の参考にしてほしいと願っております!



文責:野村島 弘美

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