学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

クリエイティブライティングコース

南三陸町表現学部プロジェクトの報告(1)

 夏期休業中の9月6日から10日にかけて、表現学部では昨年に引き続き、学生と教員の有志(学生14名、教員4名)で南三陸町に行って来ました。
 昨年は、震災後のお盆の時期(8月10日~14日)に出向き、昨春本学が行った「TSRシップ鴨台ボランティアプロジェクト」の活動を念頭に置いて、ボランティア活動を行い、また、表現学部「光とことばのフェスティバル」の制作で培った技術をもとに「ねぷた制作」とイベントを展開しました。
 今年は、昨年の経験を活かしたイベントを行い、さらに多くの地元の人たちの交流を深めてきました。

 今年、私たちは南三陸町の入谷公民館の集会室をお借りして、9月8日に「わくわく工房」と銘打ったワークショップを行いました。ここでは、シュシュやミサンガ・割りばし鉄砲・ペットボトルロケット・ちぎり絵などを地元の子供たちやお母さんたちと制作しました。
 9月9日には、入谷八幡神社の駐車場で「夏祭り」を演出しました。3日間かけて制作したに大灯籠を中心にして地元の人たちと楽しく過ごしました。子供たちには宝探しやバルーンアートショー、さらに西瓜割りなどが受けました。大人の方たちも大勢見に来ていただき、学生たちの歌には惜しみない拍手をしてくださいました。
 今年も私たちは南三陸町の防災対策庁舎に行き、亡くなられた方たちのご冥福をお祈りしましたが、東北の復興はまだまだ緒に就いたばかりです。学生と共に、その現実を改めて実感してきました。

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 今年も南三陸町入谷公民館館長の阿部忠義さんから種々のご配慮をいただき、また大きな励ましを得ました。また、南三陸復興ダコの会代表高橋修さんや、私たちが作業を進めるうえで色々とお世話いただいた佐藤利昭さん佐藤重光さんに御礼申し上げたいと思います。

(小嶋知善 記)

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