学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

宗学コース

【浄土学研究室だより】第1回浄土学研修旅行 その2

 

前回の続きです。

 

研修旅行二日目。

本日最初の目的地は、那岐山菩提寺です。

法然上人は、母・秦氏のもとを離れ、叔父勧覚得業が院主をつとめる、この菩提寺にて仏教を学ばれました。

なかなか個人では行きづらい場所で、初めてという学生さんがほとんどです。

 

 

 

ところが!

 

 

 

なんと!菩提寺近くまで着くと、その先、道路が崖崩れのため通行できないとのこと!!

 

 

 

 

 

ここまで来て残念ですが、将来を担う学生さん達を危険な目に遭わせるわけにはいきませんので、泣く泣く断念。。。

 

 

代わりに、近くにある小坂阿弥陀堂へ。

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法然上人が菩提寺へと行く直前、この場所にあるイチョウの枝を杖にしたと言われ、「学成なれば根付けよ」と突き刺したのが、現在の菩提寺の大イチョウ、という伝説のある場所です。

 

写真にもあるとおり、大変大きなイチョウでした。

 

その後、これも急遽、吉水岳彦先生の案内で、叩き彫の山田尚公先生の工房へ。

昭雲工房

http://www.h3.dion.ne.jp/~tadaka/index.htm

 

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叩き彫は初めて拝見しましたが、大変優しいお顔をした仏様ばかりで感動をいたしました。

 

小さな工房に、急に大挙してお邪魔をし、山田先生には大変ご迷惑をおかけいたしました。ありがとうございました。

 

その後、本山寺へ。

 

本山寺は、法然上人のご両親が、上人の生まれるまえ、なかなか子どもを授からなかったため、祈願に訪れた寺院です。

 

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大変立派な御寺院で、法然上人のご両親の、上人誕生への想いを感じながらお参りをいたしました。

 

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さて、大きな目的地の一つであった菩提寺に行けないなど、トラブルも発生いたしましたが、楽しみながら、法然上人ご縁の各所を巡り、そして勉強をしてまいりました。

 

ただ授業で学ぶだけではなく、その地に足を運ぶと、また違った見え方もしてきます。

 

来年も、第2回研修旅行を開催予定です。学生諸君には奮ってご参加いただきたいと思います。

 

仏教学科 宗学コース(浄土学) 専任講師 石川琢道記

 

 

 

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