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仏教学科ブログ 智慧の話6 仏教文化研究C 日本画家大河原典子先生

仏教学科ブログ「智慧の話」(ちえのわ)にようこそ!

 

突然ですが、仏教文化というと、彫刻(仏像)や絵画(仏画)を思い浮かべられる方が多いと思います。

仏教文化研究Dは彫刻中心の授業、現在は本物の仁王像の修復を手掛けております。(仏教学科ブログ2013年7月12日UPをご覧ください)

今回は、仏教文化研究Cの授業を紹介します。

こちらの授業は、仏画を描いております。

仏画を描くなんていうチャンスは、そう容易く得られるものではありません。

ですから履修希望者が多く、毎回抽選になるほど人気があるのですよ。

それでは授業を紹介いたします。

担当して下さるのは、日本画家の大河原典子先生(非常勤講師)です。

大河原先生は、東京芸術大学博士課程を終えられ、現在は東京文化財研究所に客員研究員として勤務されています。

研究所では、高松塚・キトラ古墳の修復にかかわる実験をされたり、また海外で日本画制作の講義をされたりとご活躍です。日本画家としては、各賞の受賞歴も多く、個展グループ展などで作品を発表されています。

まずは、講義、デモンストレーションを受け、自分の作品制作に取り掛かります。

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絵の具などはすべて本物を使用、とっても高価なものもあります。

絵の具は膠(にかわ)で溶いてつかいます。

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受講生は皆、普段では見ることのできないほど真剣な顔です!(^^)!

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大河原先生は、あの有名な薬師寺の吉祥天の模写や、高野山の応徳涅槃図やボストン美術館の法華堂根本曼荼羅などの調査をされたそうですので、仏教美術にも造詣が深くていらっしゃいます。

大河原先生にとっての仏教のイメージはどのようなものか伺ってみました。

「目に見えない世界に言葉で輪郭を与えてきた人の智慧の集まり。日本の文化を牽引し、支えてきた非常に重要なものだというイメージです。法衣や道具は、つくづく美しいと思いますね(笑)仏画は古典絵画を勉強するときの大切な要素となっています。本当に難しいものです。」

 

昨年度から仏教学科に来ていただき、学生についてどんなふうに思われたか伺ってみました。

「絵描きが仏画を描くのは技術を学ぶためですが、仏教を勉強する学生が描く場合は、もっと本質的な部分に迫るものがあり、とても意味深いことだと思います。昔、仏画は僧侶が描いていたものでもありますし。この学生さんは初めて日本画絵の具に触れるのですが、集中して作業しており、大変すばらしい出来栄えです。大正大学の学生さんは、どこか背中に筋が一本通っていると思います。」

大変光栄な言葉を頂きました。

先生のおっしゃるように、画家になるための授業ではありませんが、仏様を描くということは、仏教学を志すものにとって、特別な体験となると思います。

素敵な仏画が完成することを祈っています。

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                         仏教学科助手 池田そのみ