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【智山研究室だより】第三回「智山研究室研究発表会」

平成27年9月15日(火)、大正大学3号館5階352教室におきまして、「智山研究室研究発表会」が開催されました。この発表会は、本年度大学院に進学した博士前期課程のM1と、本年度修士論文提出を控えているM2、さらには博士後期課程のD3が主体となって発表いたしました。今回の発表者は8名でした。

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M1の皆さんは進学して初めの発表会ということもあり、大変緊張したことと思います。はじめて人の前で自分の研究内容を話す、いわば所信表明の場であったと言えます。M2以降の先輩方は、慣れたもので、個々の研究成果を落ち着いて発表したと思います。

そもそもこの発表会とは、一昨年より開催されたもので、この会の特徴は、智山に所属する院生を対象としたもので、小規模なものですが、智山派に属する本学の常勤・非常勤の先生方、智山伝法院の研究員の方々にもお越し頂き、研究の方向性や検討方法に対するご指摘・ご指南を頂戴する重要な機会でもあります。


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一人一人発表が終わるたびに、諸先生方から、鋭い質問や指摘が出され、白熱し充実したものとなりました。発表者にとっては緊張の上早く終えたいと思いつつも、鋭い質問が出てくるたび、精神的・肉体的にも疲れたことでしょう。ですが、この経験が後々活きて自分の研究に反映されるものなのです。無事問題も無く予定通りに終えることができました。

閉会のお言葉として大学院専攻長であります、苫米地誠一先生より頂戴しました。先生は叱咤激励の意味を込めて、研究に対する意識の向上と論文に対する取り組む姿勢について述べられました。

発表された皆さん、ご指導いただきました諸先生方、ありがとうございました。

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以下、発表者と題目を記載いたします。

 

     ①小崎良行(D3) 『尊勝仏頂脩瑜伽法儀軌』所説の五輪三摩地について

                 ~中国成立儀軌との関係性を中心として~

     ②鈴木雄太(D3) 聖憲の機根観

     ③松本亮太(D1) 『性起経』と如来蔵思想について

     ④月間秀樹(M2) 『解深密経』「分別瑜伽品」における五蓋、心散乱、十地

     ⑤倉松崇忠(M2) 『倶舎論』「業品」の研究

              ―無表業の種子説の考察を中心に―

     ⑥片野真陽(M1) 如意輪観音の研究

     ⑦中村信教(M1) 十八道の変遷について

     ⑧細田啓彰(M1) 真言声明の研究

 

智山コース副手 文責 関

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