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宗学コース

【天台学研究室だより】水曜礼拝(天台学コース)

107日、天台宗の学生による水曜礼拝が行われました。

水曜礼拝は、毎年10月より毎週水曜日の昼休みに大正大学設立宗派、
三宗四派の学生たちが交代で法要を行う行事です。
今年度一回目の法要は、天台宗法儀研究Ⅱ・天台学法儀研究Ⅳを
受講している学生たち14名が出仕し執り行われました。

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今回の水曜礼拝では、「法華懺法」を行いました。
「法華懺法」は、『法華経』と『観普賢経』に基づき、中国の天台大師智顗(538597)が
創られた儀式の流れを受け継ぐ行法です。道場や心身を整え、諸仏を勧請・礼拝供養し、
六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)の罪障を懺悔(さんげ)し、散華や行道を行う内容で
構成されています。
また、懺悔だけではなく、法要の功徳を回向し、すべての人々に行き渡るように祈念する、
天台宗で日常多く行われる重要な法要のひとつでもあります。

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勧請             礼拝

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散華                                   行道
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多くの方が来場されました


学生たちは、春学期や法儀研究夏期研修講座で学んだこと活かして法要に臨みました。
普段の「法華懺法」を昼休みの時間に合わせた慣れない略式の法要でしたが、
緊張しながらも無事に終えることができました。

今回からしばらくの間、水曜日の昼休みは各宗派の法要が行われます。どなたでも見学自由となっておりますので、お気軽に御来場ください。次回の天台宗は、11月18日に法要を行います。

天台学研究室 木村 周誠  
嘱託 布野 聡周 記

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