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【天台学研究室だより】台友会旅行のご報告

 夏休みも終わり、すでに秋学期が始まりましたが、この夏休みに行われた台友会研修旅行のご報告を致します。

 
 今年の台友会旅行は、7月29日、30日の両日に渡って、伊勢志摩サミットで有名となった伊勢志摩へ、伊勢神宮を中心とした寺社仏閣へ参拝する研修旅行でした。最近の台友会旅行は、関東近辺の寺社を巡る旅行でしたので、数年以来の遠出の旅行となりました。

 名古屋駅に集合の後、バスにて一路、伊勢神宮へ向かいます。移動中は、大学1年生から大学院生までの幅広い参加者の自己紹介に始まり、近くの席同士で話しながらの、和気靄々とした雰囲気での移動です。

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そうした中、やがてバスは伊勢神宮に到着。バスを降りると、にわか雨が上がった直後のむわっとする湿度のなか、伊勢神宮の内宮、宇治橋を渡って境内へと入っていきます。綺麗に整備された庭園を眺めながら、最初の鳥居をくぐると、外界とは雰囲気が変わり、神聖な空気に包まれていくような感覚になります。まず、御正殿で天照大神へお参り致しました。
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続いて、神楽殿を経て荒祭宮を参拝し、その他の内宮の主だった社を参拝していきました。

参拝後には伊勢神宮の門前町、おかげ横町を散策。赤福・松坂牛・伊勢うどんなどの伊勢ならではの食べ物に舌鼓を打ちながら、横町を満喫しました。
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 その後、神宮徴古館を拝観。そこでは、伊勢神宮の宝物、遷宮の際に新調される調度品や装飾品の展示、またその製作過程が映像で紹介されており、遷宮を通じて昔ながらの技法が多くの職人さんたちによって今に継承されていることを実感致しました。

 そして、ホテル到着後、夕食では何と伊勢エビの活き造りをいただき、その後はみんなでスーパー銭湯に行くなど、親睦を深めながら、一日目の夜は更けていきました。
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二日目は、日本で一番古い厄除け観音とされる松尾観音へのお参りから始まりました。伊勢では古くから厄年に関係なく一年のうち、三月の初午の日にこの松尾観音をお参りする風習があるそうです。
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次に向かったのは朝熊岳金剛證寺です。このお寺は伊勢神宮の鬼門を守る寺とも、伊勢神宮の奥之院ともいわれ、「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と唱われたように、昔はお伊勢参りをする人がこのお寺も合わせて参詣するのが常だったそうです。金剛證寺をお参りし、さらに朝熊山頂を目指して、夏の日差しの中、汗をかきつつ山道を登ると、山頂には腰の高さほどの様々な石塔が並んでいるのが目に入ってきます。それらは『法華経』を納める為に作られた塔です。さらに山頂から下ると、その先は奥の院と呼ばれる墓所となっており、大きいものでは高さ8メートルにもおよぶ数え切れないほどの角塔婆が整然と参道にそって建てられています。角塔婆が立ち並ぶ様子は、山の雰囲気と相まって壮観なもので、古来よりの山中他界観(山の中に死者の集まる他界がある)を実感させるものでした。
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 そして昼食を済ませた後、二見浦にある有名な夫婦岩を観光。縁結びの御利益があるということで、良縁を求めて、多くの女性の観光客で賑わっていました。

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 一泊二日という短い日程の旅行でしたが、日本古来の文化、歴史に触れるという充実した良い研修旅行となりました。
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行程 名古屋駅~伊勢神宮(内宮)~おはらい横町・おかげ横町~神宮徴古館~ホテル

ホテル~松尾観音~金剛證寺~二見浦~名古屋駅

 

仏教学科 副手  遠賀祐之

大学院天台学コース 關口泰典