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比較文化専攻

粟津賢太氏による書評: 『人はなぜ平和を祈りながら戦うのか?』(並木書房)――「人間学的な、と表現しうるような総合の学として成功している」!

今年の5月30日に、ラーニングコモンズで紹介された拙著『人はなぜ平和を祈りながら戦うのか?』(石川明人氏との共著、並木書房、2014年4月刊)ですが、その後も「クリスチャン新聞」(2014年8月3日)や日本宗教学会の学会誌『宗教研究』(第380号、2014年9月刊)で取りあげられました。

最近の報道では、「イスラム国」のことや「集団的自衛権」のことも取り沙汰されており、「そうしたことをどう考えたらいいのか」についてヒントを与えていることが、学会誌で書評された理由かもしれません。

 一般書が学会誌に取り上げられることはあまりないので、評者ならびに学会の許可を得たうえで、紹介しておきます。

 

評者の粟津賢太氏は「南山宗教文化研究所」の研究員です。

それゆえ、宗教にひきつけた書評となっています。本書の中には、宗教のみならず、心理学・生理学・哲学・歴史などいろいろな分野の知識を盛り込んでいます。

 

ところどころ不備な点も指摘されていますが、全体として高い評価をしていただき、うれしく思っています。たとえば、次のようなところです。

(1)「平易な文体による的確な問題設定がなされている好著である。」

(2)「本書は、単なる個別研究の枠を超えて、戦争をテーマとすることにより、人間学的な、と表現しうるような総合の学として成功している。」

(3)「宗教と戦争という重要なテーマを扱うことによって、本書は現代のわれわれ自身が置かれた状況について一定の理解を提示することに明らかに成功している」

 

 それでは、粟津賢太氏による『人はなぜ平和を祈りながら戦うのか?』の書評の全文を掲載します。

 

 

宗教研究書評.jpg

 

 

星川啓慈(比較文化専攻長)