学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

比較文化専攻

大正大学大学院比較文化専攻からのお知らせ(1)

みなさん、新型コロナウィルスで大変なことになりましたね。
感染しないように、くれぐれも気を付けてくださいね。

さて、比較文化専攻では、お二人の先生を新しくお迎えすることになったので、ご紹介します。
伏木香織先生と行森まさみ先生です。
授業を持たれるのは「来年度」からですが、フライングしてご紹介します。

今回のブログでは伏木先生を、次回のブログでは行森先生を、それぞれご紹介します。
では、最初に伏木先生です。

比較文化専攻専攻長 星川啓慈


Photo by T. Watanabe

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【氏名】伏木香織

【自己紹介】
民族音楽学者。研究のほかに演奏活動、アジア各地の芸術家たちとの交流事業・舞台などのプロデュース、各種舞踊をしています。

【専門】
民族音楽学、文化人類学。
インドネシア、シンガポールを中心として、音楽・芸能、宗教儀礼とそれに伴う芸能や、それぞれの社会組織のありかた、それに関わる人々の生き様の研究をしています。バリ・ヒンドゥの儀礼に伴う音楽(ガムラン)の研究者だったのですが、現在は中国にルーツをもつ人々の東南アジア各地での生き方やその人々が継承してきた儀礼や芸能の研究をしていて、台湾や中国・福建省などが研究の視野に入ってきています。
学位:博士(文学)

【趣味】
自分が専門としない音楽・舞踊、映画(ミニシアター系、ドキュメンタリーが中心)、写真

【論文など】
近年の研究課題は以下の通り。
(1)インドネシアのワヤン・ポテヒwayang potehi(*1。本年度中に新たに論文2本出版予定(いずれも英語))
*1 コラム3「音となったコトバ—インドネシア,ワヤン・ポテヒの出場詩」 http://www.kyoto-up.or.jp/9784814002337.html
(2)楽器と音と人の関係性(ものとしての楽器に人が振り回され、音認識や音楽が変わることについての研究。特にガムランの中で用いられる笛、スリンについての研究をしている。本年度出版予定(日本語))
(3)シンガポールのハングリー・ゴースト・フェスティバルの儀礼とその周辺(宗教集団、コミュニティ、芸能など。最新論文は「帳篷下的中元節:新加坡的寺廟社區與儀禮」(中国語))
(4)シンガポールのNine Emperor God Festival(九皇大帝の儀礼)
そのほかにシンガポール、インドネシアの各種芸能、ポピュラー音楽などの研究もしています。

【大学の業績表へのリンク】
https://www.acoffice.jp/tsuhp/KgApp?resId=S000122

【メッセージ】
研究者としての第一歩を踏み出すために大学院へ進んだ人は、ぜひその基礎固めをしてください。学部との連続性がない人は特に基礎知識や基礎技法が足りないことを痛感すると思いますが、今がその基礎を固める重要な時期です。ぜひ大学院、特に修士課程にいる間に学問的基礎をしっかり身につけてください。


©️池上直哉
日本文学科・人文学科共同FDで制作した創作布袋戯『源氏物語–浮舟–』収録風景。
制作、人形制作(面付け、人形の胴体と衣装)、報告書作成等を担当。
(人形遣いはチャン・チンホイ氏、音楽は櫻田素子氏。)
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