学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

「スーパービジョン演習」 ゲストスピーカーから新たな視座を得ました

 

もうすでに昨年のことになりましたが、社会福祉学専攻では「スーパービジョン演習」にて、3名のゲストスピーカーを招聘して、院生の新たな研究への視座を得ました。さらに、

今年度は、豊島区民社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカー2名を科目等履修生として迎え、院生は地域実践の刺激を受けました。

 

 2人目を紹介しましょう

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「コミュニティソーシャルワークのスーパービジョン」神山裕美先生(山梨県立大学)

 

平成25年11月20日には、山梨県立大学人間福祉学部 神山裕美先生をお招きして「コミュニティソーシャルワークのスーパービジョン」と題した講義を開催しました。

 当日は、大学院生ならびに豊島区民社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカーの参加、そしてコミュニティソーシャルワークに関心のある大学院修了生や行政に勤務している学部卒業生の参加もありました。

 当日の講義は、1.コミュニティソーシャルワーク・スーパービジョンの必要性 2.スーパービジョンの定義と機能 3.コミュニティソーシャルワークの機能 4.コミュニティソーシャルワーカーと組織・地域との関係 5.コミュニティソーシャルワーク実践のスーパービジョンのポイント 6.スーパービジョンの進め方 7.コミュニティソーシャルワーク・スーパービジョンの課題 という内容でした。

 コミュニティソーシャルワーカーは、地域アセスメントと個別アセスメントの両方が求められる、そのためのスーパービジョンが必要となっていることへの学びを深める機会となりました。                                               (文責:宮崎牧子)

 

3人目を紹介しましょう

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「メンタルヘルスと福祉教育について」松本すみ子先生(東京国際大学)

 

平成25年12月11日には、松本すみ子先生(東京国際大学)をお招きして、「福祉教育」の理解と背景、日本の精神障害者問題と福祉教育、精神保健福祉教育に必要な要素とは何か、

「精神障害者との交流体験プロジェクト案」を作成する演習を交えて、アグレッシブな講義をしていただきました。

 ディスカッションの時間では、院生の小畑いづみさんが、精神保健福祉教育に関する先行研究をもとに積極的に質問を投げかけ、議論が深まりました。

 小畑さんの感想の一部を紹介ししましょう。

「福祉教育とは疾病教育とは異なり、目指すべきゴールはまちづくりであることが最確認できたことが収穫だった。」

 

 「スーパービジョン演習」では、ゲストスピーカーの講義のまとめに加えて、事前・事後の先行研究等のまとめを報告書として院生がまとめる作業を行います。

 

(文責:坂本智代枝) 

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