学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

研究倫理教育プログラム(講義・ワークショップ)の実施

 

 研究をする上で、研究倫理は基本事項として押さえておかなければならないものです。

 例年、研究倫理教育プログラムは、修士1年生を対象に「ソーシャルワーク研究法」のシラバスの中で、「研究倫理の基礎と個人情報の管理について」として実施展開してまいりました。

 今年度は、それに加えて修士及び博士後期課程の全院生を対象に、5月13日(水)6限・7限の「社会福祉実践分析研究」において、講義とワークショップを実施しました。

 沖倉智美副専攻長から、文部科学省の研究倫理に関するガイドラインの解説と日本学術振興会による『科学の健全な発展のために-誠実な科学者の心得-』の紹介、及び「一般社団法人日本社会福祉学会研究倫理指針」等、社会福祉学関連学会の研究倫理指針に関する講義がありました。その後、坂本が本学の研究倫理審査システム及び「倫理審査請求・研究計画書」の書き方の解説を行ってから、さらに小グループに分かれ大学院担当教員も交えワークショップを実施しました。

 

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 そこでは、「倫理審査請求・研究計画書」を試行的に作成することは、院生自身の研究テーマに即した実践的な研究倫理教育プログラムの展開となりました。研究目的や方法、対象者の選定等を明確にすることは、研究倫理を検討することと連動していることについて、院生がより実践的に理解できたと思います。               

                             (文責:坂本智代枝) 

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