学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

第1回公開講座、開講(ご報告とお知らせ)

 大正大学大学院社会福祉学専攻では、昨年度「認定社会福祉士研究会」と銘打ち、認定社会福祉士制度の仕組みを学び、有資格者の体験をお聞きし、社会福祉法人の人事・研修担当者にお話を伺いました。そのことを通して、身近に受講できる研修やスーパービジョン体制、最新の社会福祉制度施策の動向や社会福祉原論、さらには領域別という志向性の異なった多様な研修が求められていることがわかりました。

 そこで今年度は、大学院担当教員による「公開講座」を開講することにしました。今回は、10月6日(土)に開催された第1回講座の様子をご紹介します。卒業生・修了生を中心にお声掛けをさせていただきましたが、そのご家族や同僚の方にもお出でいただき、総勢60名を超える方々にご参加いただきました。

 「気づきをもたらすためのコミュニケーション」(新保祐光)、「意思決定支援と権利擁護」(沖倉智美)の講義2本立てで行いましたが、受講者の懐かしい、そして現場経験を重ねて逞しさを増したお顔を拝見し、嬉しさいっぱいでお話しさせていただきました。

受講者の感想をアンケートから抜粋、掲載します。

「社会に出て、さまざまな経験をした上だからこそ、本日の講座はとても身になるものでした」
「支援現場をイメージしながらの受講だったので、普段の支援とリンクさせて聞いたので、勉強しやすかったです」
「久しぶりに講座を受けて、学ぶ楽しみを感じました」
「利用者の方と関わる中で、次からこうしてみようと思える内容がたくさんありました」
「実習生の受け入れも行っており、新人スタッフの育成についても、今日学んだことを職場に持ち帰って、他のスタッフと共有したいと思います」
「卒業して随分経ちましたが、利用者を一番に考えることをずっと大切にしてきたつもりでしたが、いつの間にか後回しになって来ていたんじゃないかと、ハッとしました」
「誰のための支援なのか、何のための支援なのかというところがうやむやになってくることが多くありますが、今一度考えていきたいと思いました」
「支援をするにあたり、理論・価値を常に見直し、何が利用者のためになるのかを考えていきたいと思いました」
「こうした講座を毎年やることは、実践現場での業務に役立つと思います。またあれば必ず参加します」
「大学院でも仕事に使える理論や技術が学べるのならば、少し興味がわいてきました」



 本講座は、以下の日程であと2回の開講を予定しています。卒業生・修了生の皆さんは、久しぶりに懐かしい教員の講義を受けてみるのはいかがでしょうか。職場のお仲間も是非お誘いください。大勢の方々のご参加をお待ちしています。


第2回 2018年 11 月 24 日(土) 14:00-17:00
14:00  「地域共生社会とコミュニティソーシャルワーク」 神山裕美
15:30  「介護保険制度の変遷と課題」 宮崎牧子

第3回 2019年 1 月 26 日(土) 13:00-17:30
13:00  「ソーシャルワーク技法の再点検 ワークで学ぶ傾聴」 高橋一弘
14:30  「グローバルな視点で福祉的諸問題について考える」 金潔
16:00  「ピアアドボカシーの意義と可能性」 坂本智代枝

※参加費は無料です。会場は本学7号館を予定しています
参加ご希望の方は、資料の準備がありますので出来るだけ事前にお申し込みください。


大学院人間学研究科
社会福祉学専攻事務室
shakaifukushi2@mail.tais.ac.jp
TEL 03-3918-7311 / FAX 03-5394-3057

    (文責;沖倉智美・新保祐光)

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