学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

大正大学社会福祉学会 第43回大会第3分科会「研究」について

 本年度の社会福祉学会は、76日に「ソーシャルワークの実践と教育と研究の好循環」を大会テーマとして開催されました。

 主旨としては、国の社会福祉士養成課程の見直しが進められ、学内では2020年度から人間学部が社会共生学部へと再編される中、本学科が伝統的に重視してきたソーシャルワークの実践と教育と研究における現状や課題を、会員および地域や事業所の方々とともに意見交換を行う機会を通じて、「実践と教育と研究の好循環」の方向性を見定める好機としたいという点にありました。

 分科会は、1350分から「実践」「教育」「研究」の3つが設定され、16時からは3つの分科会の成果を共有する「全体会」、1710分からは「交流会・同窓会」が開かれました。

 今回、私が参加した第3分科会「研究」は、研究と実践の好循環をテーマとして、大学院で行っているプロジェクトの一環として、大学院修了生の皆さんから、大学院での研究が現在の実践にどのように活きているか(現場実践を行う上でどのように自己研鑽を重ねているかを含む)を紹介していただくことで、在院生と修了生、そして現場職員が情報交換できる分科会を目指して行われました。座長は本学教員の沖倉智美氏、助言者は帝京科学大学の三木良子氏が行いました。

 シンポジストは、羽毛田幸子氏(社会福祉法人豊芯会・地域生活支援センターこかげ)、糸井詩織氏(社会福祉法人みぬま福祉会・埼葛北障害者生活支援センターたいよう)、大石真明氏(社会福祉法人トラムあらかわ・支援センターアゼリア)でした。

 シンポジストの方々には、院に進学する前のキャリアや問題意識の深まり、院における研究内容や院進学の意義・意味、その研究と現在の実践への繋がりと今後の展開などについて、「実践と教育と研究の好循環」を軸として具体的に掘り下げて報告をしていただきました。

 今回、第3分科会に参加して感じたことは、本学科では、実践、教育、研究の3つはややもするとそれぞれが乖離していくことに危機感を覚えて直視し、「常に意識的に粘り強く繋げないといけない」という「教訓」を伝統にしてきたということです。その3つの「交点」がこの第3分科会に確かにあったと感じさせるものでした。

 詳細については、ぜひ次号の『鴨台社会福祉学論集』をご覧下さい。

(松本 一郎)