学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

才村純先生の講義を受けて

さる124日(水)、才村純先生(東京通信大学)に「子ども虐待ソーシャルワーク論」というテーマに講義をしていただきました。当日は、本大学院生、豊島区社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカー、本学専任教員などが参加しました。

才村先生は、今日の子ども虐待の現状や対応上の問題点を踏まえた上で、虐待ソーシャルワークに求められる専門性の特質、現行のソーシャルワーカー養成教育上の問題点などについてわかりやすく説明してくださいました。

私はとくに、才村先生の「安全確認では外傷のチェックのみならず、子どもが親と一緒にいるときの様子や、親子の関係性、養育状態を読み取ることが肝要」という言葉が心に残りました。子どもの命を守るためには、子どもの小さなサインに気づき、感じる鋭敏さが求められます。才村先生、ご多忙のなか、私たちに大事なことを教えてください本当にどうもありがとうございました。感謝申し上げます。

当日出席した社会福祉学専攻修士1年生内野真由美さん、竹之内賢さんの感想を紹介いたします。

内野さん:才村純教授の講義を受け、児童分野の支援システムの現状や課題について学ぶことができた。要保護児童対策地域協議会は、各機関との連携や、責任主体の明確化を重視しており、包括的支援を行う上では非常に重要なことであると感じた。また、子どもを虐待から護ることを第一に考えながらも、地域や家族の課題にまで目を向け、ストレングス視点を基本に支援を展開していくことが、最終的に子どもの権利を護ることに繋がるのだと感じた。

竹之内さん:才村先生の講義の中ではケースは流動的であるがゆえに、定期的にあるいは必要に応じて(アセスメント=仮説)見直される必要があることを話して下さった。私自身、現場で働いているケースワーカーだとわかったつもりになってしまい、ケースの流動性が抜けてしまい、定期的にアセスメントを見直すことを意識しきれなかったと再認識できた。学んだことを踏まえ、家庭の流動性を理解したアセスメントを現場で実施していきたい。また、福祉職として、親子関係の違和感や家具の配置の気になる点などの感性の重要性も話して下さった。日頃の業務では何気なく言語化していた部分であったが、講義を通して、感性の大切さを再認識でき、今後の虐待対応では気づいたことなどを言語化し、子どもの安全を守るために努めていきたい。

(文責 金 潔)