学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

2020年度 大学院研究合宿・研究経過発表会を行いました。

2月7日(日)に大学院研究合宿・研究経過発表会を行いました。

例年ですとこの時期に都内のホテルに一泊し、1日目の午後に院生による研究経過発表会を行い、夕食を共にしながら情報交換会を催した後、翌2日目の午前中に研究合宿を行っていました。

しかし、今年度はコロナ禍のためZoomによるオンライン開催とし、午前中に研究合宿を、午後に研究経過発表会を行いました。

 

まず、午前中に行った研究合宿では『大学院での研究と実践の循環』をテーマに、ゲストスピーカーとして卒業生の金田寿世さん(浅草寺福祉会館)と天野敬子さん(NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク 墨田区スクールソーシャルワーカー)から、大学院での研究が現在の実践にどのように活かされているのか報告がありました。

その後、本学名誉教授の石川到覚先生から『大学院の研究から実践の循環』と題して、先行研究のリサーチと問いかけから自らの研究の問いと枠組みを見出す重要性、仮設生成型研究と仮説検証型研究による研究・実践の深化、PDCAならぬPDSAによる研究手順(SStudyS)等、これから本格的な研究に取り組む修士1年生がお理解しておくべき基礎的で重要な、研究の視点と枠組みそして研究と実践の循環について、2人のゲストスピーカーの研究の問いと実践の循環にも触れながら、丁寧にわかりやすくご教授いただきました。

 

午後は研究経過発表会です。

修士課程・博士課程に属している7名の院生が、それぞれの研究経過を発表し、院担当の8名の教員からの質問に頑張って応えていました。また石川先生からも院生それぞれに的確で心温まるコメントをいただきました。

学生のなかにはコロナ禍のためにずっと日本に戻れない中で、中国からオンラインで頑張って参加した留学生もおりました。

 

コロナ禍で様々な制約のある中での研究とはなりますが、今回の経験が今後の研究活動に役立つことを教員一同願っております。引き続き頑張って研究を進めていただければと思います。

 (文責:髙橋一弘)

 

GO TOP