学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

―招聘講義の報告―多文化ソーシャルワークを学ぶ

 

去る7月10日㈯13:30~16:30から、講師 石河久美子先生(日本福祉大学)を招聘し、「多文化ソーシャルワークの理論と実践」について豊富な実践事例をもとに講義をいただいた。近年、日本における多文化ソーシャルワークの必要性があるにもかかわらず、手探りで実践を行っている。そこで、先生が紹介してくださった多文化ソーシャルワーカー養成講座の開催や実践事例を踏まえて大学のソーシャルワーク教育に多文化ソーシャルワークの考え方を組み込むことや、日本の現状にかなった多文化ソーシャルワークの理論を構築する必要性を提起していただいた。

 

以下は、大学院生と科目等履修生の感想である。

                              

石河先生の講義では、普段携わる外国人支援と照らし合わせながら、多文化ソーシャルワークについて考えることができ、貴重な機会となりました。外国人が抱える課題は複雑化・多様化しているからこそ、ソーシャルワークの専門性が求められると感じます。他の自治体で行われている多文化ソーシャルワークの養成に関する事例も、大変参考になりました。今回、講義で学んだ実践のポイントを、日々の活動に活かせるよう努めていきたいです。

                  (豊島区民社会福祉協議会CSW:山本莉子)

 

日本にいる外国人として、多文化ソーシャルワークの重要性を深く感じています。
特に、資料に載っている「異なる文化の中で暮らす人々が抱える問題」の中、言葉の障壁をすごく感じます。例えば、私は日本に来たばかりの時、歯科のクリニックに行く時、日本語が話せないので、姉と一緒に行きましたが、再診の時、姉は仕事で一緒に行けなくなり、一人で行きました。クリニックのスタッフは電話で中国語の通訳者と連絡し、電話で通訳をしてくれました。今から思えば、その時のクリニックのスタッフが電話で通訳者に連絡することは多文化ソーシャルワークへの入り口に思えました。石河先生の授業を受けて、自分自身の周りのことも含めて、外国人に対する支援は、複雑化・多様化・深刻化していて、問題の重さを感じました。また、講義を通して、以上の問題に対応するために、生活情報提供や日本語教育支援やソーシャルワークの専門知識や技術を導入したサービス・人材育成などが必要だと思いました。  

(M1:李相飛)

(文責:坂本智代枝)