社会福祉学専攻

大学院学位授与式が行われました

 

　3月15日、大学院人間学研究科社会福祉学専攻の学位授与式が行われ、李相飛さんと柿木祐輝さんに修士号（社会福祉学）が授与されました。おめでとうございます。

　ソーシャルワーク・ワーカーは、施設や地域で、利用者や周辺環境といった個別支援・メゾ的支援、制度・政策といったマクロ的課題と日々向き合いつつ活動を展開する他の専門職にはない社会的特性・特徴を持っています。

　多く社会問題は、社会の先端で起こっており、萌芽的調査研究が求められます。

　お二人は、社会福祉の支援を行いながら、先行研究を調べ上げ問題意識を深め、アンケートやインタビュー調査を行い、修士論文を書き上げました。

　支援現場の中から問い（リサーチ・クエスチョン）を考え抜いて、その答えを探すことは苦労も多かったと思いますが、粘り強くアプローチをし現場に対し知見を返してくれました。

　ぜひこれからも、研究と支援の両方をつなぐ架け橋になって欲しいと思っています。

 

 

2023年度修士論文論題

李相飛「介護老人保健施設におけるレクリエーションの実態 〜Ａ県介護職員の意識調査から〜」

柿木祐輝「児童養護施設入所児童の意見を聴くことの現状と課題 −児童養護施設職員へのインタビュー調査を通して−」

 

（文責：松本　一郎）