学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

実践分析研究 秋学期 招聘講義 報告

 1022日の実践分析研究の授業において、国立精神神経センターの山口創生先生より、社会福祉学研究におけるシステマティックレビューの基本的な考え方と論文のまとめ方について講義がありました。まず、システマティックレビューとは、既存研究を網羅的かつ再現可能な方法で整理・統合し、エビデンスに基づいた知見を導く手法であることを解説していただきました。山口先生は、明確な研究課題の設定、検索戦略の一貫性、そして文献選定・評価過程の透明性の重要性を強調されました。また、論文執筆においては、方法の明示と限界の記述が信頼性を高める鍵であると学びました。今回の講義を通して、院生らは、活発に質問をして、システマティックレビューが社会福祉実践の根拠づくりに不可欠な研究手法であることを実感し、今後の研究活動に活かしたいというコメントが多く寄せられました。




 以下、院生の感想を掲載しました。

 

 山口創生先生の「システマティックレビュー」の概要や論文の書き方に関する講義を受講し、自分自身の研究デザインを客観的に見直す機会となりました。これまで文献レビューを行う際には、自身の研究の位置づけを説明する視点で文献を選択してきました。しかしシステマティックレビューでは、関連する文献を網羅的に収集し、さらに明確な選定基準を示すことで、研究の信頼性を高めるためにも有効であると感じました。自身の研究でもレビューの手法をどのように活用できるかを検討したいと考えています。(M1 院生)

 

 講義を受け、システマティックレビューの重要性を実感した。自身の研究の大枠はあるが不明瞭な点も多い。改めて先行研究を丁寧に扱い、自身の研究と照合する必要性を感じた。今後はこの考え方を活かし、社会福祉の修士論文に取り組みたい。(M2 院生)

 

 山口創生先生の特別講義では、システマティックレビューの理論から手順に至るまで、専門性の高い文献研究の方法を体系的に学ぶことができました。文献の収集方法や論文執筆のルールなど、研究の基礎の重要性を再認識する機会ともなりました。研究は一人で完結する営みではなく、時間と分野を超えて次世代へ継承される大きな流れの一部であることを感じました。自身の研究もその一端を担う責務があることを自覚し、未来の社会や研究者に貢献できる研究活動を心がけていきたいと思います。(D1 院生)

 

                                                (文責:坂本智代枝)
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