学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

社会福祉学専攻

大学院社会福祉学専攻課程協議会 令和7年度 研究大会が開催されました

 社専協加盟大学院による令和7年度研究大会が3月1日(日)に開催され、大学院生や研究者を対象に「論文執筆力の向上」をテーマとしたプログラムが幹事校である大正大学にて実施されました。本大会は、研究成果を学術論文としてまとめるための基礎的なスキルと、実際の執筆経験を共有することを目的として企画されたものです。当日は、博士、修士院生、これから大学院に入学予定希望者含め50名もの参加者がありました。

 第Ⅰ部では「論文執筆の基本スキル―講義・ワークショップを通して―」と題し、山口創生先生(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 地域・司法精神医療研究部)が講師を務めました。研究テーマの設定から先行研究の整理、論文構成の組み立て方、論理的な文章作成のポイントなどについて具体的な解説が行われ、ワークショップ形式で参加者が実際に考えながら学ぶ機会となりました。



 第Ⅱ部では、論文執筆の実践的な経験を共有する「執筆経験報告」が行われました。まず、佐々木理恵氏(東京大学医学系研究科 医学のダイバーシティ教育研究センター)が修士論文の執筆プロセスを報告し、研究テーマの設定や調査・分析の進め方、論文完成までの試行錯誤について具体的に紹介しました。続いて、小沼聖治氏(聖学院大学心理福祉学部 准教授)が博士論文の執筆経験を報告し、長期的な研究計画の立て方や研究を継続するための工夫、学術的な意義を明確にする重要性などについて示唆に富む話がありました。



 本研究大会は、大学院生や若手研究者にとって論文執筆の実践的な知見を学ぶ貴重な機会となり、研究活動への意欲を高める場となりました。講義と経験報告を通して、研究を社会に発信するための論文執筆の意義と方法について理解を深める有意義な研究大会となりました。
当日の参加者のアンケートでは、「期待以上」が90%強で、大好評でした。
以下、参加者の声を掲載したいと思います。  
                                                (文責 坂本智代枝)

 本研究大会では、論文執筆の基本スキルから修士・博士論文の経験報告までを通して、研究を形にしていく過程について学ぶことができました。Ⅰ部では、パラグラフ・ライティングの難しさを改めて実感し、意識的に取り組む必要性を感じました。Ⅱ部では、計画の立て方などタイムマネジメントに関するお話が印象的で、自身の修士論文執筆にも多くの示唆を得ました。交流会での院生同士の語らいも大きな刺激となり、学びの多い時間となりました。                         (修士課程 大塚明子さん)                     

 社専協研究大会に参加し、山口創生先生から論文執筆の基本について学びました。山口先生のイギリス留学中のご経験も交えたお話から、国際的に通用する論文を書くためのルールや研究者としての姿勢を学ぶことができました。これまで自身が執筆した論文には多くの課題があったことに気づき、トレーニングを重ねる必要性を実感しました。研究活動は心身を消耗することもありますが、研究者同士の協力や励ましが大きな支えになることも胸に刻みました。交流会では他大学の大学院生から自分と同じ研究領域の院生を紹介していただき、研究大会後にはメールで情報交換を始めました。院生同士が実際につながることのできる貴重な機会となりました。
                                          (博士後期課程 羽毛田幸子さん)

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