ディプロマ・ポリシー(DP)
人文学科は、大学が掲げている教育ビジョン「4つの人となる」を、生涯を通じて体得していこうとする学生を育成するために、人文学科の教育課程を修了し、以下の資質・能力を身につけた学生に学位を授与します。
知識・技能 |
- ①哲学、思想、宗教、文化、言語の諸分野に関する深い教養を体系的に身につけている。
- ②哲学、思想、宗教、文化、言語の諸分野における研究を通じて、学問の基本的な方法を身につけている。
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思考・判断・表現 |
- ③哲学、思想、宗教、文化、言語の学問的領域の分析方法を応用し、多面的かつ国際的に、学際的な視点でものごとをとらえることができる。
- ④立場や見解の異なる者に対しても公平な理解を示し、建設的な議論や判断をすることができる。
- ⑤学問知、実践知を自分のことばで表現し、文章や口頭で他者に伝えることができる。
- ⑥知識集約型社会を見据えて、自らの専門分野の学問領域と他の学問領域を統合的に学び、多面的・重層的な思考をすることで、複雑で多様な現代社会の課題に応えることができる。
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関心・意欲・態度 |
- ⑦哲学、思想、宗教、文化、言語の諸分野における学問的経験を活かし、未来において起こる新たな思潮を理解し、つねに自らの学問知を刷新しようとする意欲を有している。
- ⑧自らの能力を社会に還元する意思と、社会のなかで自らを高める意欲を持ち、自らの生き方について責任を果たす姿勢を身につけている。
- ⑨コミュニティの重要性を理解し、その発展に貢献する積極性と協調性を身につけている。
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カリキュラム・ポリシー(CP)
人文学科は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に備えた学生を育成するために、哲学ならびに宗教学を基盤としてさまざまな思想や事象を研究する「哲学・宗教文化コース」、及び、英語力の向上も含め、コミュニケーション能力を涵養し、学際的視点に基づいて多様な文化を多角的に研究する「国際文化コース」において、以下のカリキュラムを編成します。
教育内容 |
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①知識を身につけ、学問の基本的な方法を修得し、卒業後も続く意欲と関心を養うために、学年にそって、哲学、思想、宗教、文化の諸分野を学ぶ科目を設けます。
- ◆哲学領域においては、西洋哲学ならびに東洋哲学の基本的な流れと主だった哲学者の思想を学び、発展的に美学・芸術論や現代社会論などを学ぶための科目を配置します。
- ◆宗教学領域においては、宗教史、宗教民俗学、宗教社会学、宗教人類学などを幅広く学び、異文化間理解と宗教、生命倫理など、現代的な問題を考察するための科目を配置します。
- ◆文化領域においては、文学、哲学、文化人類学、批評理論を学び、多岐にわたる文化現象を学際的に分析し、議論するための科目を配置します。
- ◆英語コミュニケーション領域においては、国際社会で活躍するのに十分な英語運用力を習得し、言語や英語教育に関する専門的な知見を得るための科目を配置します。
- ②知的好奇心と社会性を身につけ、建設的な議論の方法やプレゼンテーション、論文執筆の技法を修得するために、基礎ゼミならびに課題研究ゼミ、その他のゼミ形式の授業を1年次から4年次にわたって設けます。
- ③いずれの科目においても、多様な価値観を認め、コミュニティの発展に寄与するための姿勢を育てます。
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教育方法 |
- ①PBL*の実践:1年次から4年次まで、ゼミをベースとしたPBLの実践で、問題発見力と問題解決力を鍛錬し、仲間とともに学ぶ機会をつくります。(*PBL=Project Based Learning)
- ②チーム・ティーチングの実践と学際的視点の涵養:現代に深く関わる問題をチーム・ティーチングで取り上げ、学際的に考える機会をつくります。
- ③自立学習支援:自主的な研究会やシンポジウムの企画をサポートし、意欲の高い学生がさらに力を伸ばすことのできる環境を整えます。
- ④アクティブ・ラーニング型講義科目:大学教育の一方に少人数ゼミがあれば、もう一方に多数の学生がともに学ぶ講義があり、講義科目においても、部分的にグループワークを取り入れ、発表機会を設けるなどの工夫により、双方向型の授業を展開します。
- ⑤WAC*の実践:人文学を汎用性の高い能力とするために、とくに論文指導に力を入れ、1年生のゼミから論文指導を徹底します。あわせて研究上の倫理性も育みます。
(*WAC=Writing Across Curriculum)
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評価 |
- ①卒業論文は4年間の集大成と位置づけ、複数教員の口述試験を経て、ルーブリックを用いた合議で評価します。
- ②DP達成度を「卒業時アンケート」によって確認し、その結果を教育課程の改善に役立てます。
- ③毎学期、各授業における学生の定性的情報を交換し、個々の問題に対応するとともに、学科の教育課程の改善を図ります。
- ④本学科の学びの特徴に応じたカリキュラムアセスメントを実施し、カリキュラムの中間評価を行います。
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アドミッション・ポリシー(AP)
人文学科は、ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に備えた学生を育成するために、以下の資質・能力を備えた学生を求めます。
知識・技能 |
- ①高等学校で履修する教科のなかで、とくに国語、地理歴史、公民、外国語について教育内容を理解し、哲学、思想、宗教、文化の諸分野の専門的な学習に必要な高等学校卒業相当の知識と技能を身につけている。
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思考・判断・表現 |
- ②ものごとを順序立てて論理的に考えることができる。
- ③文章や口頭で、自身の考えをわかりやすく述べることができる。
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関心・意欲・態度 |
- ④文化や歴史、人間の生活にかかわるさまざまな問題に対して深い関心を持っている。
- ⑤高度な読解力や分析力を身につけることに意欲がある。
- ⑥自らの学びを通して社会に積極的に関わっていこうとする意欲がある。
- ⑦他者の立場に立ってものごとを考え、行動する態度を身につけている。
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