学部・大学院

DEPARTMENT

人間科学科

ディプロマ・ポリシー(DP)

人間科学科は、大学が掲げている教育ビジョン「4つの人となる」を、生涯を通じて体得していこうとする学生を育成するために、人間科学科の教育課程を修了し、以下の資質・能力を備えた学生に学位を授与します。

知識・技能
  • 「Life(人びとの人生・生活)」に関して社会学・心理学及び身体科学の観点から領域横断的な知識を有している。
  • 人間科学に関する実験・調査・観察等の技能を身につけ、「Life」について科学的にアプローチすることができる。
思考・判断・表現
  • 「Life」について複眼的に思考し、それに基づいて判断できる。
  • 根拠に基づいて論理的に表現することができる。
  • 知識集約型社会を見据えて、自らの専門分野の学問領域と他の学問領域を統合的に学び、多面的・重層的な思考をすることで、複雑で多様な現代社会の課題に応えることができる。
関心・意欲・態度
  • 「Life」に関する多様な課題に関心を抱き、自ら調査・分析し、解決しようとする意欲を有している。
  • 今日的な課題に対して、時流にとらわれることなく、主体的な態度で向き合うとともに他者と協働して解決しようとする姿勢を身につけている。

カリキュラム・ポリシー(CP)

人間科学科は、ディプロマポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている学生を育成するために、以下のカリキュラムを編成します。

教育内容
  • 基礎部門は、人間科学を体系的に学んでいくための基礎的な科目により構成する。「基礎ゼミナールI・II」では、「Life」を複眼的に考察する人間科学の現代社会におけるテーマを題材とし、「読む」「書く」「聴く」「話す」の基礎技能を修得し、根拠に基づいて論理的に表現できる能力を育む。また、社会学、心理学及び身体科学について、それぞれの入門段階の基礎知識を修得するための科目を配置する。
  • 研究法部門では、「Life」を複眼的に理解するために、社会学、心理学及び身体科学の研究法を専門的に学び、実験・調査を通して、科学的な手法に基づいた調査研究が実施できる技能を修得する。研究法を理解し、実践するために、各学術分野の研究法、統計学、実験・調査を系統的に学ぶことによって、仮説を立て、データを収集し、実証する技能を養う。心理学における科目群は認定心理士取得の主要科目となり、社会学における科目群は社会調査士の主要科目としても位置付けられる。
  • 専門部門は、「人間発達科目」「現代社会生活科目」「演習科目」から構成される。「人間発達科目」「現代社会生活科目」では、人間が受胎してから死に至るまでの変化、あるいは現代社会における様々なテーマについて社会学、心理学及び身体科学から領域横断的に学ぶことにより、そのあり様を理解する。「演習科目」では、人間科学における実証的な研究を行うために必要な論文を読み、「Life」に関する課題に対して、仮説設定、データ収集量的・質的な分析、考察という科学的な研究を学生が主体的に行うことにより、学術研究の基礎技法を修得する。
  • 基礎部門、専門部門における所定の科目を履修することにより、社会調査士、認定心理士、認定心理士(心理調査)の資格を取得することができる。
  • 卒業論文では、①~④の学習を踏まえて、「Life」に関する今日的な課題について自ら問いを立て、実験・調査等の科学的な手法を用いてデータを収集し、論理的に問いへの解を導く。
教育方法
  • アクティブ・ラーニング:演習科目(基礎ゼミナールI・II、専門演習I・II、心理学実験基礎演習I・II、社会調査演習I・II、身体科学実験基礎演習I・II)を中心として、他者との協働によって問題解決に取り組んだり、発表したりする機会を設ける。
  • 少人数教育:演習科目や卒業論文の個別指導等において、専門的な知識や技能を身につけるために少人数の学習を行う。専門演習I・II、心理学実験基礎演習I・II、社会調査演習I・II、身体科学実験基礎演習I・IIが該当する。卒業論文については、その学習成果を概要集としてまとめたり、発表したりして表現する。
  • ピア・インストラクション:演習科目や講義科目において、学生同士が互いの理解を深め合い、他者を尊重する姿勢を育むために、学生同士で学び合うピア・インストラクションを活用した教育を提供する。
  • 演習:基礎ゼミナールI・II、専門演習I・II、心理学実験基礎演習I・II、社会調査演習I・II、身体科学実験基礎演習I・IIを通して、領域横断的な基礎知識を、より専門的で現実社会においても活用できる知識・技能に深化させる。社会調査演習では、調査を通して地域状況の把握をするだけでなく、報告書を国立国会図書館に納付し、地域・社会の総合的な発展に寄与する機会を創出する。
評価
  • 4年間の総括的な学習成果については、卒業論文に対する口述試験を通して担当教員がDPで示された資質・能力の達成状況を評価する。
  • 卒業時には、カリキュラム改善の指標とするため学生生活全般に対する調査を実施し、カリキュラムを漸次的に見直す。
  • 学科教育については、本学科の学びの特徴に応じたカリキュラムアセスメントを実施し、随時改善する。

アドミッション・ポリシー(AP)

人間科学科は、ディプロマポリシー(学位授与方針)に示した資質・能力を総合的に身につけている学生を育成するために、以下の資質・能力を備えた学生を求めます。

知識・技能
  • 人間科学科の教育内容が理解できるように、高等学校の教育課程において学習した基礎的な知識・技能を有している。
思考・判断・表現
  • 物事を順序立てて考えることができる。
  • なじみのないテーマであっても、情報を整理することによって理解し、自ら意見を述べることができる。
関心・意欲・態度
  • 身近な人たち、異なる文化や価値観を持つ人々の生活や人生に多面的な関心を抱いている。
  • 家族や学校・地域・職場で生じている問題や、文化・環境・メディア等のあり方に関心を抱いている。
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