学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

東洋史コース

☆○o。台湾研修旅行。o○☆

 

台湾①.JPGのサムネイル画像「みんなで集合写真」 

 

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少し遅くなりましたが、昨年の夏に行われた台湾研修旅行について報告します。

9月13日から16日の3泊4日の日程で研修を行いました。

研修に参加した学生の体験レポートと宮嵜先生の報告書、そして研修風景をご覧ください。

 

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「研修旅行 台湾にて」   森下勇人(東洋史コース4年)

 9月13日から9月16日までの4日間、歴史学科のゼミの研修旅行で台湾に行ってきました。この研修旅行で印象に残ったことは、2日目に行った台北市内のある龍山寺と台北最大の規模を誇る士林夜市です。

 龍山寺に行った際に感じたことは、「台湾人の宗教に対する信仰の厚さ」です。龍山寺とは、台北市内で最古の寺院であり、仏教をはじめとする様々な神様たちが祀られています。また、台北101、故宮博物館、中山記念堂と並ぶ、台北市の「四大外国人観光地」の一つとされています。龍山寺で引率の先生に台湾式のおみくじを引いてみてはどうかと勧められ、一度だけやってみました。結果は日本のおみくじでいうところの吉ぐらいでした。おみくじを引いている参拝者を見まわしてみると、ほぼ全員が入念におみくじに祈りを捧げており、私はその光景に度肝を抜かれました。

 士林夜市に行った際に感じたことは、「人の多さ」と「市の広さ」に驚きました。夜市は字のとおり夜に開かれていて、屋台のような小さなお店がたくさん並び、お祭りのような活気にあふれていました。週末に行ったということもあって平日の倍以上に人がいたので進むのが大変でした。私たちが周った屋台は、ストラックアウト・射的・輪投げ・最後にかき氷を食べました。その中で驚いたのは射的とかき氷です。射的は、日本ではおなじみのコルク銃で品物を撃つのではなく、BB弾を使ったガス銃で風船を狙って撃ち、割った風船の得点分の品物をもらうものでした。かき氷は、日本のかき氷よりも大きい器に入っていて量も多かったです。味も日本のものより多く、シロップだけではなく果物ものっていました。たとえば、マンゴー味やスイカ味を選ぶとマンゴーやスイカの果肉がのっていて日本のものより豪華に感じました。果物がのっているのにもかかわらず値段は安かったです。他の屋台にも行きたかったのですが、夜市の規模が大きく、ホテルに戻る時間も考えなくてはいけなかったので周ることができませんでした。次に台湾に来る際には、周ることができなかった屋台を周りたいなと思いました。

 この旅行で、テレビの映像では伝わってこない生の台湾を見て、聞いて、感じることができました。何よりも食べものがおいしかったのが最高でした。これらは実際に行かなくては体験できないことなので、とてもよい経験になったと思います。

 

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「台湾研修旅行の報告」

報告が遅くなりましたが、平成25年度も夏休み期間中に台湾研修旅行を行いました。今回は9月の13~16日に、東洋史コースの3年次学生の参加希望者と、2名の日本史コースからの希望者、及び大学院学生1名の計8名(+教員を含めて9名)で実施しました。研修も施行旅行を含めて4回目となり、毎年中央研究院の劉序楓先生に宿舎の手配をお願いして何とか継続しております。

今回はこれまでと違う試みを行いました。メインを故宮博物院参観から国立歴史博物館に変えました。前回までの参加者の中に、既に故宮博物院には行ったことがあるという者がかなりいたからです。国立歴史博物館は青銅器・陶磁器の展示等は故宮に比べれば少ないのですが、有数の中国貨幣のコレクションがあります。

また、淡水へのエクスカーションを実施しました。淡水は台北からMRTで40分程のところにある港町です。ここには、旧イギリス領事館があったところで、当初スペインが建造し、後にイギリスにわたったいわゆる「紅毛城」があります。

淑徳大学から留学中の学生の飛び入りでの夕食会もあり、楽しく、何よりも無事に帰国できてなによりです。但し、東洋史コースの学生は帰国翌日から宿泊合宿があり、少々ハードな日程でした。今年度は無理のないスケジュールで実施したいと思います。

 

                         宮嵜洋一(東洋史コース・教員)

 

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台湾②.JPG

「胡適公園」

 

台湾③.JPG

「夜市の入り口」

 

 台湾④.JPG

「淡水の紅毛城」 

 

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参加者のみなさんはこの短い期間のなかで、いろいろな体験ができたことと思います。 

興味のある学生はぜひ今年の研修に参加してみてください。

講義形態は座学が基本の東洋史ですが、こういったフィールドワークからも様々なことを学ぶことができます。

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