学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

仏教学コース

【仏教学科教員リレーメッセージ】木村周誠先生

仏教学科新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

在校生の皆さん、ご進級おめでとうございます。

こうした当たり前の挨拶も、例年であれば、満開の近づいた桜の下での光景となりますが、本年ばかりは、対面してのご挨拶はもう少し先のこととなりそうです。残念ではありますが、まずは自分の建康を守り、新型コロナウィルスの感染拡大の阻止に取り組まなければなりません。おそらく人生で最も自由でアクティブな時間を過ごしている学生諸君にはストレスも多いと思いますが、そのエネルギーをぜひとも学修活動の充実に向けていただきたいと念願しております。もちろん学生諸君の学修活動や生活のサポートは、仏教学科教職員全員で取り組んでおりますので、何か聞いてみたいことがあれば、どんなことでも縁慮なく仏教学科にメールを送ってください。

 



さて、桜といえば桜餅、だいぶ強引な話ですが、その桜餅には大きく分けると関東に多い「長命寺」と関西発祥の「道明寺」の二種類があるのはご存知だと思います。どちらもそれぞれにご縁のあるお寺の名前で呼ばれますが、長命寺は浅草から隅田川を渡る言問橋側の天台宗のお寺で、現住職も大正大学の卒業生です。一方、道明寺はネットによれば、大阪の藤井寺市にある菅原道真有縁の古義真言宗の名刹です。さくら色のクレープのようなお餅を香りたかい桜の葉で包んだ「長命寺」、つぶつぶのもち米の独特の食感がたまらない「道明寺」、どちらも素晴らしい個性を持った御菓子です。学生諸君もそれぞれの個性をいかして、これからの学生生活に取り組んでいってください。

 

令和2年4月13日
仏教学科長 木村周誠



GO TOP