学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

仏教学コース

【仏教学科教員リレーメッセージ】長澤昌幸先生

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。また、在学生の皆さん、お元気ですか。
 仏教学科の長澤昌幸です。皆さんとお目にかかり、元気にご挨拶をしたいところですが、新型コロナウィルスの脅威の中、このような形となり
とても残念です。

 
しかし、発想を転換すれば、今、私たちがそれぞれ自宅に待機し、学修していることは、仏教をお開きになったお釈迦さまが雨期の間(諸説ありますが、416日から715日と言われています)外出により気づかないうちに草木や虫などを踏み殺すようなことがないように僧堂(僧侶が修行する建物の中に籠り修行に励んでいました。

 このことを安居(あんご)(雨季の場合は雨安居)言います。まさに、今、この状況は安居と同じと思いませんか。つまり、今こそ、自分つける大切時期だと思うのです。

 私が知のナビゲーターで座右の銘として紹介した言葉が「何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」(元三洋電機副社長、後藤清一氏著書『リーダーズノート』よりです。

 今は窮屈で不安な日々かもしれませんが、力をつける大切な時期と捉えて過ごしてください。私も研究や講義の準備、原稿執筆日々頑張っています。 

 元気に力をつけた皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。 



令和2年4月27日
仏教学科 長澤昌幸(所属宗派・時宗) 

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