学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際教養コース

大來尚順氏・特別講義「カンタン英語から考えるブッダの教え」

人気テレビ番組「ぶっちゃけ寺」でもご活躍中の大來尚順(おおぎしょうじゅん)先生の特別講義が、国際教養コース・プレップセミナーの授業で開講されました。

2大來先生

「カンタン英語から考えるブッダの教え」と題し、仏教用語の英訳とその解説をいただきました。

例えば、「仏教」とうい言葉は一般的には「Buddhisim」と訳されています。

しかし実際は、「The way to become a Buddha like Shakyamuni Buddha」、すなわち「ブッダ(釈尊)に成るまでの道」と訳すことを教えていただきました。

以下、授業でご紹介いただいた「キーワード」です。

*読経 Chanting the Sutra

*宗教 Re-ligion

*仏道 Buddhist Path/Buddhist way of life/The way to become like Shakyamuni Buddha

*ブッダ Buddha=Awakened One

*一元性 Non-dualism

*四聖締(四締:苦・集・滅・道) Four Noble Truths

*八正道 Eightfold Noble Path

*煩悩  Blind Passion

*三毒 Three Poisons

*諸行無常 Life is impermanent/Everything is changing

*縁起 Dependent Co-arising

*空 Emptiness/Nothingness

*慈悲 Compassion

7大來先生

講義の後半には、大來先生が英語に興味を持ったきっかけ、そしてアメリカの大学院に留学した経緯をお話しいただきました。

大來先生は、10歳以上年の離れたお姉さま方の影響でアメリカのTVドラマを観るようになり、海外・英語に興味を持たれたのがきっかけだったそうです。そして、カリフォルニアの大学院に入学が決まった日から「日本語を捨てる」気持ちで、身の回りの全てのことを英語で行う決意をされたそうです。

「私がハーバード大学に入学できたのは、私が日本人で仏教を学んでいたからです」と大來先生はお話しされました。「最初からハーバード大学を目指していたわけではなく、目の前のことを必死にやっていたらハーバード大学への道が開けた」ということです。

最後に大來先生は仰いました、「今の時代英語だけではダメ。英語+もうひとつ、もうふたつ、が大切。ですから国際教養コースで英語と仏教を学ぶことは本当に素晴らしいことです。」

「英語+仏教」、仏教への関心は欧米でも高く、これから海外では更なる需要が期待できる分野だと担当教員の私も感じます。

大來先生、貴重なお時間をありがとうございました!!


(文責:野村島弘美)






















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