学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

文化財・考古学コース

基礎ゼミナールⅡ 考古学フィールドワーク

 2013年10月13(日)、考古学を学ぶ1年生の基礎ゼミでは、教室から離れ、フィールド・ワークをおこないました。ゼミ生によるアンケートの結果、見学先は埼玉県行田市のさきたま古墳群と忍城。いずれも昨年公開された映画「のぼうの城」の舞台となった場所です。写真1.jpg

 JR吹上駅からバスに乗り、最初の目的地さきたま古墳群へ。広々とした古墳公園を散策しながら、石田三成が陣を敷いた丸墓山古墳(日本最大の円墳・直径105m)と国宝の金錯銘鉄剣が出土した稲荷山古墳に上り、古墳の大きさを実感。その後、将軍山古墳の横穴式石室や、さきたま史跡の博物館で本物の金錯銘鉄剣を間近に見学しました。お昼は休憩もかねて公園内のレストハウスでお弁当をいただきました。写真2.jpg

 午後も歩いて忍城へ。途中、映画「のぼうの城」で佐藤浩市さんが演じていた正木丹波の墓のある高源寺に参拝し、忍城の堀をわたり(といっても現在はほとんど埋め立てられています)、本丸の位置にある行田市郷土博物館へ。博物館では忍城の構造を学び、体験講座で学生2名がボランティアの方に戦国時代の具足を着させていただきました。写真3.jpg

 秋晴れの一日、私たち一行のほかにも、いろいろな団体が歩いて見学をしていました。この日歩いた距離は6km(さらに博物館のなかもけっこう歩きました)。疲れたものの、歩いて学ぶ考古学の方法を体感した一日になったと思います(担当教授・塚田筆)。

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