学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

文化財・考古学コース

文化財・考古学コースで取得できる資格 ―学芸員資格について―

 みなさんは学芸員という職業を知っていますか?

 博物館・美術館などに行くと、いろいろなものが展示されています。そこに展示されている美術作品や考古遺物などの調査と研究、そして展示の企画や運営をおこなっている専門の職員が学芸員です。資料の収集や保管など幅広い仕事を担当する学芸員は「博物館法」によって、博物館・美術館などにおくことが定められています。

 大正大学には、この学芸員の資格を取得するためのカリキュラムがあります!
 1年生のうちから取れる授業もありますが、資格の登録は2年次におこないます。所定の登録料30,000円を納め、必要な科目の単位を修得し、卒業要件を満たすと、学位授与式の時に資格証明書が授与されます。
 資格の登録や必要な科目の履修については、教務課で発行される『資格要項』に載っています。


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 学芸員資格を取得するための「博物館実習Ⅰ」という授業にはどのような科目があるのか少しのぞいてみましょう。
「学芸員の基礎」        「文化財の調査方法」
「文化財の取り扱い」      「考古資料調査」
「文化財補修技術」       「民俗」
「CG入門」          「表具実習」          「石造物調査法」
学芸員になるための心構えや基本的な調査の方法や、それぞれの専門的な分野に分かれて学べます。授業名を見ただけでも学芸員に必要な知識や体験がわかりますね!

 教室での学習が順調に終わると、学外の博物館などへ実習に行きます。ここで先輩たちが行った実習先をご紹介しましょう!
*東京国立博物館   *江戸東京博物館   *埼玉県立歴史と民俗の博物館 
*板橋区立美術館   *長谷寺宗宝蔵    *遊行寺宝物館         *日光山輪王寺宝物館など
国公立博物館や大正大学らしい仏教美術が多くある寺院関係の宝物館など、さまざまな実習先があります。

 また、実習に行った学生たちのレポートを年に1回発行しています。それが『けやき』です。



 学生が実際に博物館で体験したことを主軸に、博物館実習の担当の先生や授業のティーチングアシスタント(TA)の大学院生が原稿を寄せています。

 このように文化財・考古学コースでは、大正大学の特色をいかしながら学芸員の資格取得と学びを応援しています。

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