学部・大学院FACULTY TAISHO
文化財・考古学コース
文化財・考古学コース1年生東博ナイトツアー
文化財・考古学コースの新入生が博物館に親しむ機会として5月12日(金)、東京国立博物館のナイトツアーを行いました。大正大学は東京国立博物館の「キャンパスメンバーズ」に加入しており、学生証を提示すれば常設展を無料で見学することができます。この見学の目的は、博物館の利用方法を学ぶことと本物を見て見識を深めることで、文化財・考古学コースでは毎年行っています。
東京国立博物館正門で引率の加島先生、副島先生、塚田先生、御堂島先生の4つのグループに分かれ博物館を見学しました。
東京国立博物館は明治5年(1872)、湯島聖堂の大成殿で開催された博覧会から始まる日本で最も長い歴史を持つ博物館です。日本を中心とした、絵画、彫刻、工芸などさまざまな美術品や数多くの考古遺物が所蔵されています。
東京国立博物館本館
博物館敷地内の表慶館(ひょうけいかん)の説明をする副島先生
表慶館は明治42年(1909)、後の大正天皇の御結婚を記念して開館し、明治末期の洋風建築を代表する建物として昭和53年(1978)に重要文化財に指定されました。
東洋館では中国、朝鮮半島、東南アジア、西域、インド、エジプトなどの美術と工芸、考古遺物が展示されています。
先生の話を熱心に聞く学生たち
本館には日本美術の流れをたどる時代別の展示があります。本館は昭和13年(1938)に開館し、平成13年(2001)に重要文化財に指定されました。
博物館本館に向かいます。 仏像を見学する学生たち
法隆寺宝物館は明治11年(1878)に奈良・法隆寺から皇室に献納された宝物300余件を収蔵・展示しています。平成28年(2016)4月にリニューアルオープンしました。仏像の展示室では、ガラスケース内の展示品を撮影する方法などを学びました。
ライトアップされた東京国立博物館本館
4人の先生の説明を聞きながら実物を見るという今回の博物館見学は、1年生にとって貴重な体験になりました。大正大学は東京国立博物館のほかにも、江戸東京博物館などの「キャンパスメンバーズ」の会員になっています。大正大学生という立場を活かしてこれから、さまざまな博物館を訪れ、知識を広めていって欲しいですね。