学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

カルチュラルスタディーズコースでできること①:文化としてのスポーツを考えよう

カルチュラルスタディーズコースでは、来年度「スポーツと文化」の授業を新設します。

いま、スポーツがホットな話題です。

2020年には東京でオリンピックが開催されることになっています。開催地として立候補し、数回にわたるプレゼンテーションと選考を経て、2013年9月に東京が2020年の開催都市に決定したこちは、みなさんの記憶にも残っていることでしょう。
オリンピックに開催都市になることに、どのようなメリットがあるのでしょう。

スポーツの祭典の頂点に位置づけらるオリンピックについて、カルチュラルスタディーズコースで考えてみませんか。
いまオリンピックの競技種目について、考えてみませんか。それらの競技種目の発祥の地を考えてみませんか。どうして欧米で始まった種目ばかり採用されているのか、その理由を考えてみませんか。そして、スポーツとは何か、議論してみませんか。

さらに、スポーツという概念の近代における形成について、考えてみませんか。

競技経験がなくても、私たちは観戦を通して、たくさんのスポーツを経験しています。あるいは中学校や高校で、クラブ活動としてスポーツに親しんだ人も多いことでしょう。それよりも前、子どものころのお稽古として、スポーツ教室に通っていた人もいることでしょう。

オリンピックから小学校の運動会にいたるまで、スポーツは私たちの帰属意識を高めます。
そしてスポーツは、身体のイメージを形成します。
スポーツが主張するフェアプレーのモラルの影響は、私たちの日常の判断にも及びます。
スポーツの話題が、私たちの社交的な文化を形成します。
スポーツができること、スポーツについて知っていることが、教養にもなります。

近代以降、今日にいたるまで、スポーツが果たしてきた文化的な役割について、カルチュラルスタディーズコースで考えてみませんか。意外な発見がたくさんあるはずです。

                                              ♪伊藤淑子


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