学部・大学院

「学び」と「実践」を通じた人材育成

国際文化コース

カルチュラルスタディーズコースでできること②:アニメーションを論じよう

センター試験の真っ最中です。受験生の皆さんがこれまで培ってきた力を発揮できることを、心から祈っています。

センター試験が終われば、次は一般入試の志願と受験です。
高校生の皆さんには、高校の科目にはない大学の学科や専攻はなじみがないかもしれません。

カルチュラルスタディーズコースは、文化を総合的に研究するコースです。カルチュラル=文化の、スタディーズ=研究、です。

カルチュラルスタディーズコースには、アニメーションを研究テーマにして、分析をしている学生がたくさんいます。
アニメーションは「物語」「絵」「音」から成る総合的なエンターテイメントです。そして人間が口で伝え、手で書き、歌い、世代から世代へと受け継がれてきた文化と、技術的な発展が可能にした文化が、それぞれの利点を活かして、出会う空間です。

アニメ―ションの物語の構成・構造を読み解いたり、あるいはその文学的要素を分析理論を応用して考えたり、アニメーションの絵の描写を記号・コード・シンボルという観点から考えたり、アニメーションを美術的に分析したり、その音響的な効果を考えたりしてみませんか。

さらに2016年度から、アニメーションの制作における技術、技巧的な歴史を踏まえて、アニメーションの表現方法を広く、深く論じる授業を開設します。私たちはアニメーションを享受する立場にいますが、アニメーションを制作する側から、アニメーションはどのような表現方法として、どのような可能性を開いてきたのか、あるいはいま、アナログ的技術とデジタル的技術がそのようにアニメーションの制作の現場でせめぎ合っているのか、技術的な影響関係も含めて、さまざまな視点からアニメーションを論じます。アニメーションの制作に携わっている方たちを、ゲストにお呼びする計画もあります。

カルチュラルスタディーズコースで、いっしょに、アニメーションを論じてみませんか。

                                        ♪伊藤淑子
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